仮面ライダービルドに万丈龍我役で出演していた赤楚衛二くんがBLドラマに出演する。そんな話題だけでとりあえず録画予約をしておいたチェリまほこと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」。1〜2話をまとめて視聴したらあっという間に沼に転げ落ちた。その熱量を保ったまま最新話の3話を観たらズブズブにはまって抜けられなくなった。そんなわたしがもう黙っていられなくてとにかく誰かにこの萌えを聞いてほしくて勢いでこの記事(ただの感想)を書きました。よろしくお願いします(ここまで一息)。
ちょいネタバレありです。
チェリまほとは
30歳まで童貞を貫くと魔法使いになれるという都市伝説があるが、30歳の誕生日を迎えた安達清は「触れた人の心が読める魔法」を手に入れる。仕事もできて容姿端麗な爆モテ同期の黒沢優一の心を偶然に読んでしまうが、聞こえてきたのは自分への恋心だった……という話。原作は豊田悠先生の同タイトル漫画「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」。
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第1話PR映像解禁🎊
10月8日(木)深夜1時スタート‼️
\童貞のまま30歳を迎えた安達(#赤楚衛二)は“触れた人の心が読める魔法”を手に入れてしまった🧙♂️⚡️
そんな中、同期の黒沢(#町田啓太)に触れた時、聞こえてきたのは…まさかの自分への恋心⁉️
好意丸見え純愛ストーリーの幕開けです🎉#チェリまほ pic.twitter.com/8mbYpBP1xx— 【公式】チェリまほ THE MOVIE《大ヒット上映中》 (@tx_cherimaho) September 24, 2020
わたしは以前に原作を読んでいたが、原作の前半はギャグ漫画の様相を呈していたため「BLの皮を被ったギャグ漫画か……ハァ、男に好かれて困る男の話か」と、少し冷めた目で読んでいたのが正直な話。BL作品あるあるの「急展開による急接近」が立て続けに起こるさまはまさにドタバタコメディ。爆イケ男に好かれる非モテ男の悩みや葛藤を描く(序盤は、ね。途中にシリアスを挟んで真面目ゾーンからの”BL”コメディになります)。
さまざまな気持ちを抱え、赤楚くんが主演だということからとりあえず観てみるか〜と軽い気持ちで視聴した本ドラマ。参りました。好きです。完敗です。
期間限定でYouTubeにて1話が公開されています!なんとなくタイドラマ界隈でも人気があるような気がする。
黒沢がとにかくイケメン&健気
黒沢(ゲイ)が自分の気持ちを隠し健気に安達を愛おしむ姿がいじらしくて爆発する。3話の「ごめんな、好きになって」は反則技です!自分の恋心が「謝るべき事象」となる黒沢は、今までどれほど傷付いてきたのだろう。自分の好意は罪であると自覚してしまう程の出来事があったからだろう。つらい。
/#30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい
第3話は今日深夜1時🎉
\木曜はみんなで夜ふかし🌛
3話は
・安達(#赤楚衛二)に芽生えたある思い
・黒沢(#町田啓太)切なさからの…
・戸惑いまくる柘植(#浅香航大)
・かっこいい六角(#草川拓弥)
・20テイク重ねたペットボトル
が見所です🙌#チェリまほ pic.twitter.com/EVGsvHgyRe— 【公式】チェリまほ THE MOVIE《大ヒット上映中》 (@tx_cherimaho) October 22, 2020
3話ラストのキス直前、みんな生きていられた?わたしは昇天しかけたよ。他人のキスを見ているだけなのに昇天へと誘う町田啓太くんの顔面の良さ。え?何あの横顔?完璧すぎない?鼻筋から唇〜喉のラインが美しすぎませんか?キスシーンをやるために生まれてきたんか?(違う)
ただし4話からは一転して、押せばいけるかも的な前向きゲイに変化する黒沢。押せ押せドンドンな黒沢が楽しみ。
余談ですが、心を読まれ真っ最中な黒沢の「胸中を悟られまいと必死に無表情を貫く」お芝居がすごく好き。素知らぬ素振りをしているけれど心中はドキドキ(だったり下心だったり)な黒沢。ちょこっとだけ表情に出ている黒沢。そしてそれらが安達にバレていることを知らない黒沢。全てが愛おしいな??
安達可愛すぎ問題
確かに安達は可愛い。黒沢の気持ち、わかる(遺言)。
安達は可愛い。わたしの中の赤楚くんはいまだに万丈龍我なので、あのオラオラな脳筋万丈だと思っていたら、今作は、こんなに儚く可憐なヒロイン(言い切り)役になっていて……俺は一体どうしたらいいんだ。
何が可愛いって、声の高さ。恋愛経験がなさそうな、悪い言い方をすると人生経験が浅そうな声で、絶妙に母性本能をくすぐる。原作に「願わくば、一日も長く安達の可愛さに俺以外誰も気づきませんように」という黒沢の独白があるが、それな??????まさに知る人ぞ知る可愛さ。
「この気持ちが何なのか分からない、けど、たぶん、俺……」って、ノンケ受の100億点満点の答えです。そして「お前のことがもっと知りたいんだ」に繋がるのがパーフェクト。そうだよ、いくら愛されている実感があるといっても異性愛者がいきなり同性愛者にはならないんだよ。異性愛者→同性に愛される→「俺のこの『嫌じゃない気持ち』って……?(戸惑い)」→お前のことをもっと知りたい、そうすればこの気持ちの行き着く先が分かるはず、ときちんと段階を踏んでいる。ちなみにこれはわたしが大大大好きな「ひだまりが聴こえる」と同じ流れです。こういう話が好きなんだナ……
3話ラスト、安達の天然煽りがよかった。安達は「黒沢とのキスは嫌じゃなかった」という、自分の気持ちを素直にそのまま伝えただけで、その発言が「どういう意味」だか分かっていない。結果、黒沢を煽ることになり……そういうところに童貞が出ているぞ、安達!
今宵は夜1時から #チェリまほ 第3話放送です!
現場でメイクさんにお借りした電気針をレベルMAXにして頭皮に当てた時の写真です。
僕には効かず、町田くんに大ダメージでした。笑
町田くんごめんなさい。笑そして原作の第五巻が発売されましたね!
自分も楽しみであります🙌 pic.twitter.com/fPgYw1MVfM— 赤楚衛二 (@akasoeiji) October 22, 2020
赤楚~、かわいいよ、赤楚……
思いやりの話
この作品はBLではあるものの、話の本質は人と人との思いやり。黒沢は安達を想いつつも「同期の関係だけでいい」と身を引き、「触れた人の心を読む魔法」によりその気持ちを知る安達は、黒沢に惹かれる気持ちの意味を真剣に考える。安達は、自分への好意を悪用することもなく、男同士だからと無闇に拒否することもない。受け入れるかお断りするか、お互いの気持ちに真剣に向き合い悩む姿を見ているとこちらまで優しい気持ちになれる。安達は「ウェイ系陽キャで苦手」だと思っていた六角の、繊細で空気を読みすぎる性格に気付き「めっちゃ良い奴じゃん」と思い直し、黒沢は安達の優しさ、真面目さ、丁寧さをいち早く見抜き恋に落ちた。
安達は自身の魔法を使い、後輩の六角を助ける(原作では黒沢の営業のサポートをしたこともある)シーンがあるが、このような場面でも察する通り、安達は優しい子なのだ。たまたま魔法で心中を正確に読んだ結果として相手の求める最適解の行動をとっただけであって、魔法に目覚める前でも、きっとこうやって相手のことを思いやり行動していた。そして黒沢はそれを知っていた。だから好意を寄せた。安達は自己評価が低い子だけれど、本当に良い子だよ……それに黒沢が気付いてくれて嬉しいよ。
まとめ
同じことの繰り返しだった毎日が、魔法によって騒がしくなり、鮮やかに色付く。その場に留まり続けるのも前進するのも自分次第。だけど、胸が高鳴る方へ向かった方が、人生は楽しいと思うよ。腐女子より、安達へ。今後の展開に期待しています。
