第24話「ベスト・フレンド2121」【仮面ライダージオウ】
キカイ後編。ソウゴに襲いかかる仮面ライダーキカイ!ウォッチを作り出す方法は?恐ろしいソウゴの能力・・・
仮面ライダーキカイ誕生の理由
ソウゴは予知夢を見ていたわけではなく、ソウゴが夢で見た内容が未来として作り出されていた。考え方が逆だった・・・ソウゴの夢が先なのね。
つまり、ソウゴが夢の中で未来を訪れていたわけではなく、ソウゴが夢で見た内容が未来として創造され、結果アナザーキカイを生み出すことになった。ソウゴの能力は予知夢ではなく未来を創造する力だった、と。怖い。しかもこの能力は本人の無意識のうちに発動する。怖い・・・
解決策の「パスワードを入力してシャットダウンすればいい!」とか意味わからんだろう・・・とリアタイのときは思ったけれど、2周目で理解できた。ソウゴが「機械には必ずパスワードがある!」とひらめいたから、その設定がアナザーキカイに適用された。こわ・・・。ソウゴがそう思いついたから、言うとおりになった。だからあんなにぶっ飛んだ唐突な展開だったのね。
仮面ライダーキカイが創造されたことに関して、ソウゴがゲイツ・ツクヨミとの仲を思い返す過程で自分が友達だったロボットのことを思い出して、そこから無意識に話が展開されていったのかしれないと思った。WILL BE THE KINGのロボットはおじさんが見つけていたけれど、もしかしたらソウゴが先に見つけていたのかもしれない。
じゃあ仮面ライダーシノビはどうなんだろう。シノビが存在する未来にも、ソウゴは夢で訪れていたけれど、シノビの場合はスウォルツが直接ウォッチを作っていたので、シノビに会った夢についてはソウゴが創造したわけではないのかも。
ただ~~~~、蓮太郎のことを考えていてひとつ気になるのが、蓮太郎が「未来の自分を信じる」と決意→仮面ライダーシノビの資格者となる→シノビのウォッチが誕生する、のくだり、蓮太郎が決意したからではなく、ソウゴが望んだから蓮太郎が資格者になった、のだとしたらちょっと残念に思う!だって蓮太郎が好きだから!!!!←
まあそもそもこの未来創造の能力が使えるようになったのはジオウⅡにパワーアップしたからだと思うのでシノビたちは無関係かもしれないけど、もともと素質を持っていて、ジオウⅡによって覚醒したのかもしれない。実はずっと前から、未来を創造する能力は使われていたのかもしれない・・・
2018年問題
「ソウゴはずっと前から、未来を創造する能力を使えたのかもしれない」と考えると気になってくるのが「ゲイツとツクヨミはなぜ2018年に来たのか。本気でオーマジオウを倒したいなら幼少期まで戻ればいいのに」という話。
今までその理由は「ソウゴが本当にオーマジオウになる素質のある人物なのか見極めるため」「いくら未来の敵とはいえ命を消すのは躊躇したため(説得できるなら命まで奪いたくはない)」「単純に未来を変えることは罪深いから」などで一旦2018年に来たのだと思っていたけれど、もし未来のオーマジオウが「自らの望みを生み出すことができる」のであれば、ゲイツとツクヨミが2018年に来たこと自体がオーマジオウ(あるいはソウゴ)の願いなのではという解釈もできる。
例えば、2068年のオーマジオウが何かの拍子にゲイツ・ツクヨミと対峙し「自分が思春期の時代にこのような友人に出会っていれば、この未来も変わっていたかもしれない」と思ったとか。キカイ編の展開を鑑みると、逆もあり得る。18歳頃のソウゴが「同世代の仲間(友達)が欲しい」と願ったとか。
そもそもゲイツリバイブの未来が生まれたのも、ソウゴがオーマジオウと対峙した後であって。それって、ソウゴが未来の自分に会って(オーマジオウが自分であると確信して)「自分は最低最悪の魔王になってしまうかもしれない。そのときは止めてくれる人物が存在しなければ」と望んだ結果がゲイツリバイブ誕生かもしれない。ということは「歴史の大きな転換点」を作り出したのは、ゲイツの決意ではなくソウゴの決意だったのか・・・
「やっぱりお前は俺のBFFだ」
このシーン、泣きそうになったよね。レントにとってソウゴは昔も今も親友だった。ここのレントの笑顔が好きなんだよねえ。アナザーキカイのパスワードがBFFではなくKINGだったのは、まだ未来を創造する能力が安定していないということなのかな。追試の件といい、思い通りには扱えないみたいだし(そもそも現時点では無自覚)。無意識のうちに自分の昔の友達(ロボット)のことを思い出していて影響を与えたのだろう。
このシーン、レントのソウゴへの友情を感じられてウウとくるものがあるんだけど、それと同時に、ソウゴが未来を創造する能力を持つことを示唆しているからゾッともする。「え、どういうこと、怖・・・」ってゾクゾクする。
ところで、レントをおかしくした衛星の影響についてはっきりとは言及しないのね。何となくヒューマノイズの仕業って雰囲気かしら。まあいいか。
未来の改変
前回のゲイツに続き、ツクヨミの命も巻き戻したソウゴ。ここでソウゴはゲイツに「わかったでしょ?ゲイツが躊躇したら、あの未来に辿り着いてしまう」と言い放つ。
わかったでしょ?ということは、ソウゴはツクヨミが命を落とす未来が見えていたわけで、それをあえてゲイツにも見せた(上で時間を戻す)ことで、ゲイツに躊躇しないように呼びかけたということ?力の使い方がエグすぎない?やっぱりソウゴは能力の使い方や人の操り方がギリギリな所がある。
というか、この未来自体「ゲイツが躊躇しなくなるように改変した未来をソウゴが見せている」のかもしれないの・・・?怖すぎない?ソウゴの能力は未来予知ではなくて未来創造なんだから。
したたかな女、オーラ
オーラちゃあああああああんんんんん!!!!!!!わたし・・・リアタイ中は本気で「オーラ、ウールのことを仲間だと思ってて大切にしているのね・・・お姉ちゃん・・・・・・」と思っていた!!のに!!!!ウォッチを奪うのが目的だったなんて!!!そのためにソウゴ側・白ウォズ側を利用したなんて!!!ウールを傀儡にするつもりだったなんて!!!白ウォズなんか完全に騙されていたじゃないか・・・ツンケンな娘がしおらしく助けを求めてくるシチュエーションを楽しんでただろ・・・
オーラは、ウールが心配だからじゃなく、スウォルツが新たな(しかも強力な)王を擁立しそうだから阻止したかった。そして自分が力を手に入れ王を擁立しようとした。ウウウウン強かだよオーラちゃん・・・
しかし、この「普段はツンケンしている娘が非常に困ったことになって敵であってもとにかく助けを求めたいのに素直には言い出せない」という演技をするオーラちゃん・・・この強かさが最高・・・こんな可愛い顔してやることがエグい・・・・・・
傀儡:操り人形(意味をググりました)
ウールたん・・・そこまでひどい目に遭わされたのにどうしてオーラについて行くの・・・居場所がないのか、こうするしか生きる術がないのか。光堕ち待ってるよ!?
まとめ
24話は面白かったりソウゴの底知れぬ能力にゾッとしたりレント好き!ってなったりウールたんんんんんn!!!!となったりで盛り沢山な回だった。ジオウの物語を根底から覆すような、印象をガラリと変えてしまうような重要な回。
>>23話感想考察:キカイ編!2121年は機械に支配されている。ウールがアナザーキカイ化!?【仮面ライダージオウ】