第22話「ジオウサイキョウー!2019」【仮面ライダージオウ】
龍騎(リュウガ)編完結。ジオウⅡの登場!ソウゴはオーマジオウへの覇道を進む・・・
ジオウⅡ
今回非常に気になったのはやはりジオウⅡの登場。今まではアナザーライダーを倒すためには対応するライドウォッチを入手する必要があった。その過程で「アナザーライダーを倒すにはどうしたらいいか」つまり「ライドウォッチを手に入れるにはどうしたらいいか」という問題をどのようにクリアするかが話の筋になっていた。しかしジオウⅡは、この過程を無視して、ジオウⅡ単体の能力のみでアナザーライダーを撃破することができる。
ジオウⅡの能力は、対応するライドウォッチなしでアナザーライダーを撃破できることに加え、近未来予測も可能なようで。近未来予測といったら最近までスーパールパンレッド(スーパーパトレン1号)も似たような能力を持っていた。スーパールパンレッドが登場したときは「すげー!これでザミーゴを追い詰められるのかも!」とワクワクしたけれど、ジオウⅡのこの能力には不穏な空気しか感じない。おそらく、ジオウⅡ(オーマジオウ)が「未来でこの能力を使って戦闘を有利に進めていたのだろう」「自分に不利なことが起きたら時間を戻してやり直していたのだろう」と想像できるからだ。
ソウゴは、自分の中の善と悪、光と闇を全て受け入れたことでジオウⅡの力を手に入れた。逆に言うと、自分を受け入れた「だけ」で、こんなにも強大な力を手に入れることができてしまった。これはソウゴがオーマジオウになる素質があったからに他ならない。それゆえツクヨミとゲイツは本格的に危機感を抱くようになる。
俺の責任
ゲイツは、ソウゴがジオウⅡの力を手に入れたのは「俺の責任だ」と言った。自分がオーマジオウの未来へと導いた、と。
今回の話、ゲイツファンの目にはどう映ったのかが気になる。わたしは正直に言うと、ゲイツの行動に賛同できなかった。ジオウⅡ登場前の段階では、リュウガライドウォッチを使わない限りはアナザーリュウガは完全に撃破できない。仮に何らかの必殺技で撃破したとしても、一瞬で復活する。それを理解しているはずなのに、どうしてゲイツは自分の命を賭けてまでアナザーリュウガを撃破しようとしたのか?非常に悪い言い方をするが、無駄死ににしか見えなかった。その結果、ソウゴは時間を逆転させ、一度は命を落としたゲイツは復活する。この一連の騒動が、ソウゴがオーマジオウへ近付く大きな一歩であることは言うまでもない。
ゲイツがジオウⅡ登場前のソウゴの戦力をどう捉えていたのかは分からないけれど、自分が死んだら(=戦力が減ったら)リュウガ戦が圧倒的に不利になるということは考えなかったのかなあ。ウォズはいるけど苦戦していたし。とにかく何かの行動を起こしたかったという気持ちは分かるけど、命を落としたらなんにもならないのに・・・
このシーンを観たときに、ハイパークロックアップを思い出した。仮面ライダーカブトが使う時間移動。あのときも、加賀美(仮面ライダーガタック)が爆死したのをカブトがハイパークロックアップで助けたんだよな・・・。ガタックの爆死から「LOAD OF THE SPEED」の曲が流れるまでパッと浮かんだんだから、なかなか訓練されたオタクだと思った。
カブトのハイパークロックアップは万能ではないし最強でもない。できないことはあった(遠い過去までは戻れないとか)。ジオウⅡも、使用制限や発動条件があるのだろうか。
まとめ
ゲイツに対してモヤモヤ考えてしまう回だった・・・。次回はキカイ編。まさかのじんぎくん。キカイダー。ザミーゴ・デルマ。もう別の特撮に出るの!?じんぎくん、特撮以外でもよく見かける。この週末は多和田とも共演舞台(朗読会)があります!(突然の多和田)(シノビ)(未来の仮面ライダー繋がり)
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