ルパンレンジャーVSパトレンジャー

49話感想考察:ドグラニオが暴れ出す!化けの皮の真実を知った快盗は・・・魁利と圭一郎の決別【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】

第49話「快盗として、警察として」【快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー】

Wレッドが良すぎる(語彙力の消失)。ついにドグラニオが暴れ出す。魁利と圭一郎の夜明け・・・

快盗、容疑者になる

48話で正体を明かしてしまった快盗3人。国際警察が快盗を容疑者として指名手配したこともあり、顔と氏名を公表されてしまう。まじかよ。ニュースでは未成年者を含む3人、と報じていた。初美花はまだ19歳だから顔と名前が出ていなかったね。そんで気になったのが・・・魁利が20歳になっている・・・・・・魁利は少し前まで19歳だったはずなのに・・・今年度に20歳になる生まれ年だというのは何となく察していたけど、このタイミングで成人・・・つらすぎる・・・・・・

いつ20歳になったんだろう。視聴者は知らなかったわけだけど、たぶん透真と初美花も知らなかったんじゃないか・・・ハタチの誕生日って、他の年の誕生日よりも少し特別な日だと思うんだけど、魁利は誰にも祝われずにひっそりと20歳になったっていうの?嘘でしょ?わたしが知らないだけで、実はジュレで3人で誕生日をお祝いしたんだよね?そうでしょ?本編に組み込まれてないだけで、日常編ではあったよね?あったって言ってよ~、透真の手料理でパーティーしてくれよ・・・一口だけお酒とか飲んでてくれよ・・・誰か魁利のハッピーなバースデーの漫画を描いて、お願い(人任せ)

自分のふがいなさ

圭一郎に会いに行く魁利。そこ、1話で出会った場所・・・!!!そういう演出する!???

初美花が咲也を騙していたことに罪悪感を持っていたのと同じように、魁利も圭一郎を騙していたことに罪悪感があった。圭一郎に会いに行ったのは、圭一郎に怒られたかったから。罪悪感の苦しみというのは、その罪を責められることで消えていくから。でも圭一郎は魁利を責めることはしなかった。圭一郎が責めたのは、自分自身。自分がふがいないから、頼れる警察官ではなかったから、苦しんでいる魁利たち3人を救えなかった。もっと早く気付いていれば、と後悔していた。

あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!圭一郎ポイント5000兆点です!!!!!!

圭一郎の言葉を聞いて魁利が深く帽子をかぶり直すんだけど、本編を観ながら「えっ・・・魁利、泣いてる?顔を隠してるの?」と動揺して凝視していたら本当に魁利から涙が一粒だけポタッて落ちてて!!!!!!!!実際は目は隠れて見えないし涙かも分からないけど!!ポタッて!!!!涙が!!!!!!!一粒!!!!だけ!!!!!あああああああああああ

ほんとこういうお芝居できるあさひくん最高じゃない・・・?すごい見えにくいの。気付かなかったらスルーしちゃうの。視聴者全員には伝わらないかもしれない(少なくともメインターゲットであるキッズは気付かない子もたくさんいいるはず)、でも気付いた人の感情をグッッと揺さぶるお芝居。このシーンもだけど、49話のあさひくんと滉星くんのお芝居に心が揺り動かされっぱなしで・・・これ子ども向けの番組なのにな?

気付いた人にしか分からない、もしかしたら圭一郎も気付いていないかもしれない、魁利の涙。そこに特別さを感じ、心が引き込まれた。

魁利は圭一郎に「ルパンレッドと戦う時みたいに怒れよ!!」と言っていた。ルパンレンジャーって、戦っているときは「警察の業務を妨げる危険な存在」なんだけど、実際にその正体を知ってしまった瞬間に、ルパンレンジャーも中身はただの人間であり、何かの理由があって快盗という活動をしている、と気付いてしまうんだよな。

「時折ルパンレッドが俺に向ける妙な信頼感」・・・とても良き良きな言葉・・・良すぎて語彙力を失う。声に出して読みたい日本語。

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ドグラニオの金庫

ノエルの話によるドグラニオの情報⇓

  • 鎖で守られた金庫は「ステイタス・ゴールド・フィジカル・プロテクト」という
  • 金庫の中は無限の空間といわれており、行方不明のコレクションのほとんどが入っている
  • 金庫に入っているコレクションの全てを同時に使用できる

強すぎか!しかもこの鎖、ドグラニオ様自身も切ることができないらしい。どうやって倒すんだよ。ただ、ドグラニオ様を倒せば全てのコレクションを回収することができると推測される。

化けの皮の真実

ついに快盗も、化けの皮の出所について知る。もしかしたら大事な人は死んでいるかもしれない。そんな絶望に包まれる。実際はまだ氷漬けのままであることがすぐに発覚するんだけど。これにより、ますますザミーゴ戦の決着を迫られることになる。

一方警察は、大量失踪事件=化けの皮を集めていた犯人がザミーゴであることを知る。これにより、ザミーゴは警察にとっても倒すべき存在となる、ということ?悟のこともあるし。

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死んでも俺が、取り戻す

透真と初美花がいない今、自分が取り戻さないといけない。もし自分が死んでもお兄さんが戻ればそれでいい、透真と初美花の大事な人が戻ればそれでいい。そんな思いを感じてつらかった。

夜が明ける

一晩中魁利を探し続けた圭一郎。夜明けに魁利を見つける。ねえ・・・この演出・・・夜明けの瞬間・・・実際、予告の時点で「これは夜明けでは」と騒がれていたし、なんならずっと前からこういう演出があるんじゃないかと予想されていたけれど、いざ目の前にすると、予想してたとかしてないとかの話はどうでもよくて、ただただ最高としか言えない。このシーン、実際の夜明けの瞬間を捉えるために早朝から撮影をしてたんだって。夜から朝になる。夜が明ける。2人は夜に出会って朝とともに別れる。それはWレッドの行く先を示していて、この2人は一緒になることはない。天・・・才・・・・・・

このシーン、名言が多すぎじゃない・・・?心に刻まれまくっている。

●「俺がいる」「前に言っただろう。君の力になりたいと」→37話

●「どんな理由があろうと、快盗という手段を選んだ時点で間違ってんだろ」→5話

●「俺が警察官になったのは、苦しむ人々を助けるためだ。もし、警察という立場ゆえに目の前の君を救えないのなら・・・俺は、警察を辞める」
●「あんたはそっちにいてよ」「こんな快盗じゃなくて、もっとたくさんの人、助けなよ」

圭一郎は17話で一人の女性を選べなかったように、今までは「特別な誰か一人」を選べない人間だったはず。でも魁利を救いたくて、そのために警察を辞める覚悟をもってきた。魁利は自分が圭一郎の「誰か一人」になることは望まずに、他の大勢の市民を救ってほしい(だから警察は辞めてはいけない)と言って背中を押した。

圭一郎は、警察官だから魁利を救いたいのではなく、朝加圭一郎として魁利を救いたいと思っている。だから警察官である必要はなく、魁利を救うための障害となるのならば辞めていい。でも実際、そこまでの覚悟はなかなかできない。圭一郎がそこまでのけじめをつけると思ったのは、ルパンレッドが魁利だったから。魁利はそれを理解しているからこそ、警察でいてくれ、と放したのかと思う。

魁利は、自分を救うために圭一郎の信念を変えてほしくないと思ったのかなと。警察を辞めて快盗に手を貸すことも、特別な誰か一人を選ぶことも、実際にできるほど器用な男ではないと理解しているからこそ、魁利は圭一郎を突き放したんじゃないかと感じた。この、圭一郎を突き放すシーンは37話の対比になっている。37話で「魁利くんの力になりたいんだ」と告げた圭一郎の手を魁利が振り払ってしまうというシーンがある。あのときは反射的に振り払ってしまったけれど、今回は自分の意志で。魁利は、圭一郎にはいつまでも清く正しい警察官であって欲しいのだと思う。圭一郎が正しい警察官であること自体が魁利の救いになるのではないか。魁利は「みんなの熱血おまわりさん」でいてほしいんだよな。

わたしは個人的には、圭一郎はどこまでいっても国際警察だから、何があっても、どんな理由があろうとも、たとえルパンレッドが魁利であっても、罪は罪であり裁かなくてはならない、という考えに辿り着くのかなと思っていたので、今回圭一郎の口から「魁利を助けるためなら俺は警察を辞める」と出てきたのが!!もう!!!!泣くでしょ!!!!!!

圭一郎なら苦渋の選択ながらも「それとこれとは別だ」と言うと思っていた。でも圭一郎は、自身のけじめをつけてまでも魁利を救いたいと思っていた。これはある意味で解釈違いにあたるはずなのに、一方で「目の前で苦しむ人を救うためなら自分の肩書きなどいらぬと言う圭一郎!解釈一致です!!!」とも思う。圭一郎が警察になった理由は「苦しむ人々を助けるため」だから、ルパンレンジャーがその「苦しむ人々」だと分かった時点で、圭一郎が助けたい人々の中に含まれていて、救う対象になるというのがもう・・・

何だろうな・・・夜明けのシーンといい、圭一郎の覚悟の持ち方といい、解釈一致というよりも、解釈一致以上のものを見せられているという感覚。公式の提示する圭一郎は、わたしが想像していた圭一郎以上に圭一郎なんだよな。公式なんだから当たり前といえば当たり前なんだけど。公式は「俺たちが好きな圭一郎」をよく分かっている上でそれ以上の圭一郎を出してくる。

●「俺が圭ちゃんになれないみたいに、圭ちゃんは俺みたいにはなれない」

「俺は圭ちゃんにはなれない」と魁利が言ったの、魁利とお兄ちゃんとの関係にやっと結論が出たんだなと。魁利はお兄ちゃんに憧れて、お兄ちゃんみたいになりたくて、でもなれなくて、そんな自分を否定していた。でも自分は自分のままでいい、お兄ちゃんにならなくていい、そう区別できるようになったことで結論を出すことができた。お兄ちゃんと圭一郎は似ている。圭一郎になれない自分を理解することで、同じようにお兄ちゃんにもなれない、ならなくていいということ受け入れた。

ザミーゴとの決闘

ついにザミーゴと決着をつけるのね。実際の戦闘は次回だけど、2人の変身のシーン、かっこよすぎない・・・?落ちる氷にお互いの姿が映ってるの。その氷が通り過ぎる瞬間に変身してるの。こんなシビれる演出を考えつくの、本当に天才だと思う。脳みそビリビリになったわ。

ザミたんってほんとに怪演という単語がピッタリ。今回の笑顔も邪悪だったわあ・・・特に、大量の氷の中から魁利のお兄ちゃんを見つけたとき。ヒェッ・・・コワッ・・・でも好き♡ってなった(情緒不安定か)。氷のストック、まだあんなに残ってたんだね。てっきり大事な人は3人とも化けの皮になってて、その皮をかぶった怪人が出てくるなんていう展開を想像していたわ。小林靖子先生でもあるまいし、戦隊でそんな残酷展開はないか

まとめ

49話は濃ゆすぎて、あと3倍くらいの量を書けそうな勢いなんだけど、あまりの濃厚な内容に脳が疲れている。情報過多である。これは1週間かけてかみ砕いて解釈していくやつ・・・今までのWレッド要素が詰め込まれた神回だった。

残り2話・・・次回はザミーゴ戦か。はあ、最終回はハッピーな後日談をたのむ。お願いだからみんな幸せになってくれ・・・

>>50話感想考察:ついにザミーゴ撃破!しかし快盗は金庫の中に。警察対ドグラニオ!【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】

>>48話感想考察:ついに快盗の正体がバレる!?ノエル救出は?ゴーシュ爆散【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】

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