第48話「仮面の下の素顔」【快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー】
ルパパトもいよいよ最終局面!罠だと分かっていながらノエル救出に向かう。ノエルは助られるのか?快盗の正体が明かされる!?ゴーシュの最期。
「好きになっちゃったんだもん」
って言われたとき、かーなーりードキッとしたよね!??え!?咲也のことを好きだって認めちゃったの!????まじで!!!??あ、なんだ、ここでの暮らしが、かよ・・・あ~びっくりした!
詩穂ちん(大事な人)を取り戻すことができて、ジュレは営業を続けて魁利と透真と今まで通り一緒にいられて、警察の3人も常連として交流を持ち続ける。そんな未来を願ってしまった。「思っちゃった」という言葉に、初美花の迷いや「そう思ってはいけないと分かっているのに」という気持ちが表れている。初美花、今の生活も楽しくなっているんだよね・・・
罠だと知りつつノエルを助けに行く
圭一郎がノエルを「必ず救出する」と言ってくれたのが嬉しかったし、ゴーシュの居所を探すのは難しい・・・となった矢先にゴーシュの公開処刑という名の罠に対して「ノエルを助けるための願ってもないチャンスだ」と言い放つのが本当に圭一郎;;
ノエルの公開処刑は明らかに罠なんだけれども、快盗の言う通り、ゴーシュもいつかは倒さないとルパンコレクションは全て回収できないわけで。警察にとっても、相手の居場所が特定できない以上は、罠や挑発であっても乗らないといけないわけで。というかゴーシュの実験を生中継で公開するのはモラル的に相当やばそうなので警察は食い止める必要があるだろう・・・
ノエル救出の際の、パトレンU号の捨て身の作戦、めっちゃかっこよかったね・・・!そういう手が使えるのか~!!ノエルの公開処刑、意外とあっさり終わってしまった。もっとこう・・・ノエルの独白とか、いやだいやだいやだ!って暴れるとか、ノエルの覚悟を決めた長台詞とか、もっとボコボコにされるとか(←)あるのかなって思ってたけど、サクッと救出されていて、安心したとともに拍子抜け(←)
いや推しが無事なんだからいいだろうが!って思うけど、ノエルが心配でこの1週間ずっとやきもきしていたのに、蓋を開けてみたら、快盗の正体バレとゴーシュ退場、ドグラニオ様覚醒にもっていかれてしまった感があるよね。ノエルの見せ場かと思ったのにさ!見せ場はどちらかというと今回より前回だったんだね。とにかくノエルの命が無事でよかった!正体バレのショックで、推しの無事をスル―してしまうところだった←
ついに快盗の正体が明らかに
ドグラニオ様の「素顔でゴーシュと戦って勝てば、ノエルを解放する」という発言に対し、自ら仮面を外す快盗。生中継にて全世界に快盗の正体を明かしてしまう。
あああああああああああああああああああああああああああついに正体バレがああああああんんんんんんんんん
でももう48話なんだよ・・逆によく48話まで正体を隠してたよ・・・ってえ・・・?もう48話?あと3話しか残ってないじゃんルパパト終わってしまうの?????(自分の発言によってルパパトの終わりに気付いてしまう奴)
今まで散々「正体バレのシチュエーション」は妄想していたし、見たくはないけど気になる・公式が突きつけてくる正体バレはどんなものか知りたい、と思っていたけど、まさか敵の罠によって、警察だけでなく全世界に正体を明かすことになるとは。不可抗力というのは考えたしおいしいよねとは思ったけど、敵に強いられて半ば無理矢理という形だったとは思わなかった。ただ、不慮の事故的に正体がバレる形よりも、正体バレによる重いリスクを覚悟した上で自ら正体を晒すという形になったというのが快盗らしいと思った。ああ、覚悟しているという強い意志をもって正体を明かしたのね・・・
「瀕死のパトレン1号を庇って不意に攻撃を受けてしまったルパンレッドの仮面が割れて・・・」とか想像していてごめん。そんなハプニング的に正体バレしたくないよね。「ボス戦にて三つ巴の戦いの最中、ルパンレッドはパトレン1号に完全に追い詰められ『君は、本当に魁利くんなのか・・・?正体を明かせ!!』『・・・はあ、バレちゃしゃーないな、ごめんね、おまわりさん』」みたいなのとかとも違うよね。もっと覚悟が必要だったのよ。やっぱり公式の解釈はサイコーだわ・・・
え・・・笑みを浮かべているうううう!
快盗がマスクを取るシーン、美しすぎたよね・・・
正体を明かす際に、初美花の表情を見て「いいのか?」「引き返せないぞ」と言う保護者とお兄ちゃん・・・。それに対して「私だって快盗だよ・・・覚悟はできてる」と返す初美花。
この、いいのか?の時点で魁利と透真は正体バレの覚悟ができていて、でも初美花は守る選択肢も考えていたんだろうなと思うと泣ける。そういう聞き方だったよね、「俺らはいいけど、お前はそれでいいの?」的な。でも初美花は快盗である覚悟をもっていて、2人とともに正体を明かすことを決めた。そして2人はその意志を尊重してくれるというのがもう・・・。初美花はただの妹分じゃないんだよな。立派な快盗の一人なの。
この前のジュレのシーンで「正体がバレないまま問題を解決させて、大事な人を取り戻した上で今まで通りの生活を続けたい」という願いを聞かされているから尚更しんどい。初美花が心の中でひっそりと願っていた未来が、この瞬間に打ち砕かれてしまった。
願っているといっても、その願いは叶わない(叶えるのは難しい)のは理解しているし、その上での「実現不可能な夢」として捉えていて、その考えが「弱さ」「甘さ」「命取り」に繋がる可能性があると初美花も分かっていたからこそ、今回正体を明かしてしまったのは、今の居心地の良い環境を壊して、後戻りはできない、だから絶対に目的を果たす、という覚悟の証に見えた。
初美花は快盗になった後も、ジュレの店員とか、一人娘とか、ちょっとした恋心とか「普通の女の子」である時間もあったけど、正体を明かした以上はもう普通の女の子でいられる時間なんかなくなってしまったのが悲しすぎる。
47話で「咲也を裏切り続けることへの罪悪感」について描いていて、それがとても効いている。正体を明かす際、きっとこれ以上咲也に嘘をつき続けたくないという感情もあったのかも。最後に初美花が「アデュー、咲也さん」と言っていたんだよね。普通だったら「さようなら」を告げるけど、アデューというのが・・・自分は快盗で、もう普通の女の子の「早見初美花」ではないし戻れない、という決意を感じる。しんど!!!!え、何かマジで泣きそう、初美花のアデューを反芻していたら泣きそう、悲しい
「アデュー、咲也さん」が心に刺さっている
— YURI🐸🌀 (@YURI_SHT) January 20, 2019
初美花ちゃんって快盗の妹分な存在だし、上2人も初美花のことを大切に思っていてなるべく(物理的にも精神的にも)傷つかないように尊重してくれていたと思うけど、甘やかされて生活しているわけじゃなくて、自分の目的は絶対に見失わない芯のある女性だし、恋心くらいではその気持ちはブレないの、本当に強いし約2年も快盗をやっている重みがある。
というか・・・快盗の正体がバレてしまった時点で、大事な人を助けることができたとしても、その人とは一緒にいられないのでは・・・?正体バレのリスクの重大さに気付いていなかった・・・警察に追われるとかジュレにいられなくなるとかは考えていたけど、快盗が何としても叶えたい目的を達成しても完全に報われるわけではなくなってしまったというのがつらすぎるな??そりゃあ大事な人が生きてさえいれそれでいいのかもしれないけどさ・・・婚約者やお兄ちゃんと一緒に暮らすことはできないとかしんどすぎる・・・しんどすぎて胃がムカムカしてきた←
やんちゃなボス、ゴーシュを見捨てる
ドグラニオ様、ゴーシュからコレクションを没収!
ドグラニオ様、最初は面白そうとか悪いことがやりやすそうとかの理由で組織を結成して、規模が大きくなって、部下を統率するために本来の自分を抑えて生きるようになって、でも今は部下もほとんどいなくなって、自分の欲望に忠実に生きることにしたんだろうな。
後継者を決めるって話も当初の思惑は、組織は残したまま自分は退いて、自由になったら好き勝手に暴れるつもりだったのかもしれないし、本来の目的とは少しずれるものの、ドグラニオ様が本当に成し遂げたかったのは「自由の身になって好き勝手に暴れること」だったからこれでいいんだろう。というか快盗とか警察とかギャングラー側の勝敗とかどうでもいいんだろうな。ノエルが救出されたときも、警察に対して最低限の攻撃はしたものの、執着はないみたいだったし。
ドグラニオ様の目的を達成するためには、やっぱりゴーシュは邪魔だったんだな。かなり好き勝手やってたしな。ザミたん曰く「ボスらしくない嫌がらせ」をしていたあたりから本来のドグラニオ様が出始めていたんだなあ。
捕まえたノエルを使って「派手なことをしよう」と提案したのはドグラニオ様だし、今回の罠はノエルを人質にして面白いショー(警察VSゴーシュ、快盗の正体バレ)を行うとともに、ゴーシュからコレクションを奪うのも目的だったのかも。
今まで部下の好き勝手な行動をでかい器で何でも許してきたのは、自分が好き勝手やる楽しさを知っていたからなのか。で、最後に「今まで好き勝手やらせてやったんだから、俺も好き勝手にやる」と暴れ出すの最高にクールだよ・・・
ザミーゴが46話で「今どき組織背負って生きるなんて面倒、バカしか選びませんよ」って言っていて、それってドグラニオ様に「だからボスなんて辞めて昔のような最凶のギャングに戻ってくださいよ」って意味だったんだな。今までザミたんがドグラニオ様に対して舐めた態度を取っていたのはそういうことだったんだ・・・
「やるじゃん、マイボス♡」のときのザミたんの顔、邪悪で色気があって最高でしたね・・・ザミたんすき・・・・・・
クープ・ドゥ・ガトー
ゴーシュの3つ目のコレクション「クープ・ドゥ・ガトー」の能力は本編では詳しく紹介されないまま終わってしまったけれど、公式によるとクープ・ドゥ・ガトーは「ケーキ入刀 Coupe le gâteau」というもので、これによってゴーシュは右腕を巨大なメスに変えていたんだって!47話で全然分かっていなかったけど、あの剣は腕と繋がっていたのか。そしてノエルの動きを止めていたのではなく、腕をメスに変えて攻撃を受け止めていたのかw 全然理解していなかったww
悲しみの咲也
あんなに元気で身体もでかい大型犬のような咲也が泣いて悲しんでいるのを見ているのがつらい。好きな子が敵だった上に、正体を知ってしまったからには捕まえないといけないなんて。
ラストシーン、警察は誰も怒っていなかった。「我々は今まで騙されていたのか」と怒らない。むしろ「国際警察がギャングラーを殲滅できなかったが故に彼らのような若い子に罪を背負わせてしまった」とかの後悔が強そう。咲也も、好きな子が敵だったことよりも「好きでずっと見つめていたのに、あの子が抱える苦悩に気付くことができなかった」ことを悔やんでいそう。
快盗3人の今後を考えてしまう
ついに快盗の正体がバレてしまったし、警察だけでなく全世界の人間に知れ渡ってしまった。あの映像やキャプ画がSNSやネット上でばら撒かれてどんどん拡散されて、顔から割れた本人の情報が書き込まれて、もう一生消せない肩書きがついてしまったんだろうと思うと超絶しんどい。問題を解決した(きっと解決できると信じてる)後、この3人はどうなってしまうんだろうと考える。
世界からギャングラーを殲滅したとしても快盗3人は罪を問われるだろうし、顔が知られてしまったので大事な人が戻ってきても一緒に暮らすことは難しいかもしれない。罪や警察から逃げ続ける生活も無理だろう。
現実的に考えると、普通に就業するのは不可能だから、国際警察の一員になるのだろうか。戦闘能力を買われて戦力部隊とか。保護観察処分的な扱いで、警察から生活状況を把握されているという名目で、国際警察に身を置く的な(全体的にフワッとした表現)。もちろんノエルも一緒にね・・・
変な話、もう快盗の3人は就職はおろかアパートすら借りられないと思うんだよね。でも国際警察の一員なら寮に住めるし、初美花の願いの「魁利と透真と一緒に」というのも叶うし。警察の3人とも交流があるのも叶うし。大事な人ともいつかは一緒に暮らせるかもしれない。とにかく、快盗という罪は消えないけれど、必要以上に非難されることは回避したいし、何より幸せになってほしい。
きっとわたしなんかには想像ができないような綺麗なまとまり方をするんだろうな。ルパパトの最終回はさみしいけれど、快盗3人がどういう幸せの形を創っているのかは気になるし見てみたいと思う。
快盗の顔が割れたとき、初美花の両親は大丈夫だったのだろうか・・・ショックで寝込んだりしていないだろうか、あのお父さん。というかそれだけでなく「あのナンパしてきた人、快盗だったんだ・・・」って人もいそう。
まとめ
ルパパトはあと3話。ゴーシュも退場し、いよいよ残すはザミーゴ戦とドグラニオ戦のみ。ザミたんどうするんだろ・・・どうやって倒すの?
>>49話感想考察:ドグラニオが暴れ出す!化けの皮の真実を知った快盗は・・・魁利と圭一郎の決別【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】
>>47話感想考察:ゴーシュを止めるため、ノエルが自身の命を差し出す【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】