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【ネタバレあり】天才劇団バカバッカ本公演vol.20舞台「GOD’S AND DEATH」に行ってきたよ!感想!

2018年10月31日(水)〜11月4日(日)、ラゾーナ川崎プラザソルにて行われた、天才劇団バカバッカ本公演vol.20「GOD’S AND DEATH」の初日に行ってきました!テーマは、落語「死神」!

久しぶりの匠馬さんの出演舞台ということで観に行ったのですが、めーーーっちゃ面白かったです!行って良かった!全公演が終了したので感想を書きます。

実在していた

「匠馬さんって実在してたんだ」これが最初の感想←

こんなイケメンがいるなんてなあ。毎回思うけど、イケメンというよりハンサムって感じのお顔立ちで好き。先行で取った前方の席だったのでお顔がまあよく見えました・・・

現代の笑う機会のない全ての人間はこれを観ろ!

最近は舞台といったら絶望するような話ばかり観ていたので(主にTRUMPシリーズ)、今回のようなコメディはかなり久しぶり。むしろ舞台を観て笑うってどんな感じだったっけ?と思ってた。舞台って基本的に黙っていないといけないという意識があるから。

いやもうめっちゃ笑ったよ!力技で笑わさせられたというか。もう勢いがすごい。効果音も使いまくるし中の人ネタもやるしパロディも多かった。ものすごいドタバタコメディ。正直に言うと、最近触れていないテイストの笑いだった。舞台特有というか、勢いでぶん回すというか。半ば強引に笑わさせられて、でもそれが面白かった。自分では選ばないジャンルの笑いだったからこそ新鮮で面白かったなあという感想。

公演を観終わったとき、最近笑っていなかったんだなあ、と思った・・・と書くと誤解されそうだけど、毎日おおむね楽しく生きていても、いわゆるバカ笑いというのはしていなかった。ゲラゲラ笑いたいな〜と思いつつ、テレビのバラエティ番組はそんなに面白くないし、そもそもテレビを観る元気がない。友達とくだらない話をすれば数時間は笑っていられるしそれが一番良い方法だけど、ワーママは友達に会う時間がない。一体何をしたらゲラゲラ笑えるんだ〜!と思っていたときにこの舞台のチケットを取った。元々はコメディを観たいというより「推しを観たい」から取ったチケットだったから、こんな形で「ゲラゲラ笑いたい」という欲が満たされるとは思っていなかった。ありがとうございます!

林太郎も笑わせ所がいくつかあった。ドアに頭をぶつけるところと「モテたい」「放火魔はモテない」のところ。「モテたいんだよ」のところは笑っていいのかちょっと迷ったけど!心の中では「こいつまじかよ!笑」って思った。笑 まあ医者で金持ちでこの顔だったらモテるわな・・・落語の死神の主人公もモテたって話だしね。

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アクション要素あり

匠馬さんはゲストで、舞台をあまり知らないわたしは「ゲストってどんな扱い?」というのが気になってたんだけど、観た感想・・・「あ〜〜なるほどね、そういう立ち位置〜〜!」

匠馬さんは殺陣とかアクションとかそういうジャンルで活躍してた。八神や死神とのアクションシーンに痺れた!というか「コメディ中心の劇団」だと思ってたから、アクションが観られるとは思わなんだ。前方下手に座ってたけど、よっく見えた。小劇場サイコーかよ。しょうまのアクションが間近で見られるとかうそでしょ〜〜。ほんとありがとうすぎてもっと金を使わせてほしかった。

舞台まで距離が近かったので、林太郎がアクションでのたうち回る表情を凝視してました♡後半のアクション(というかバトルシーン)は迫力があって、ああ〜匠馬さんの舞台映え〜!このために出演してるのか〜!と思った。

公演の後、アンケート書いたり(書く気満々だったからマイペン持参してたけど、持ってない人はどうやって書いたんだろうか)、追加のお手紙書いたりと結構ゆっくりしちゃってたんだけど、劇団員さんが普通に出てきていてびっくりした。今回から劇団員とのチェキ券もグッズ展開してたらしいしね!木村昴さんがすぐそこにいたけど、嘘だろ!?って思った。今回初めてお芝居を観た赤間直哉さん1)舞台後に気になって検索したらYa-Ya-yahの元メンバーで、元ジャニオタは驚いたのだった、素敵だったなあ。チェキ券買えばよかった←

舞台上までの距離が近かったから、林太郎の表情がよく見えた。落語から生まれた林太郎の話し方もお噺のようで、わたしは匠馬さんのそういうお芝居というか台詞回しが好きなんじゃ〜〜。アンジェリコでいったら、ウルを噛もうとしたときの「黙っていれば分からないさ」の部分みたいな巻き舌が好きなんじゃ〜〜(一体誰に伝わるのか)

わたしが繭期だからというのもあるけど、林太郎にラファエロみを感じた。笑わせ所(観客は笑ってる)なのに林太郎だけ真顔で笑ってないところとか、炎に包まれてるところとか「永遠に消えない命の火」的な言い回しとか。「キャッ!トゥルーオブヴァンプ!」ってなった(何でもかんでもTRUMPにつなげるな)(深刻な繭期です)。

笑いだけでなくシリアスもあり

前世では自分の私利私欲のために死神をごまかそうとしてごまかしきれずに死んでしまった八神。現世ではそれを逆手にとって、自分の愛する人のために、自分と千里の寿命を交換した。

ジャイアンこと木村昴さんは声優のイメージが強かったけど、俳優としてのお仕事もしているのね。時に超絶ギャグ、時にシリアスなお芝居・・・とても魅力的だった。コメディだけじゃないんだよ!

度々「わたしはコメディを観ているはずなのに、どうしてこんなにも胸が締め付けられる気持ちになっているんだ?」と思った・・・命のやり取りというのは儚く悲しい。それがたとえ悪人であっても悲しいし、愛する人だったら尚更悲しい。

林太郎が無数の手に引き込まれていく演出がゾッとした。連れて行かれてしまった。それは、彼の罪を考えれば自業自得なのかもしれないけど、それでも、林太郎が死ぬ演出というのは辛かった。

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舞台ならではの演出

とにかく小ネタが多い!スクリーンネタも多い。たびたび格言が出てくるの笑う。まさかの匠馬さんの写真がでかでかとスクリーンに出たときも笑った。アドリブも多かったらしい・・・やっぱり何公演か観てアドリブを楽しみたかった・・・。キリストと仏陀って完全に〇☆おにいさんじゃん!

林太郎が炎を出したり吹いたりする演出がとにかくかっこよかった!口で炎を吹くと、スクリーンに勢いよく炎が広がるんだけど、お芝居と演出がピッタリでね!すごーい!かっこいいー!(語彙力の消失)ってなった。扇を使ったアクションもかっこよかったんだよ・・・

たびたび赤間さんの噺を挟むんだけど、自分が下手に座ってたもんだから、すっごく近かった。赤間さんの落語のクオリティに感動。お上手すぎて。もう赤間さんの「死神」をまるっと聞いてみたかった。

パロディが堂々すぎるのが好きだった。そもそも主人公の名前が「やがみないと」の時点で笑った。死神につきまとわれてるやがみって、それどんなデスノーーーーーー!

小ネタはハズキルーペが好きだった・・・直前に「絶対ハズキルーペ来るじゃん」って察したけどほんとに来て笑った。バカバッカのテーマは「わかってても笑える。わかってても泣ける。」らしいけど、こういうことなのかなって思った。ボケが予想できてたのに笑ったもん。あと進研ゼミ。こういう系に弱い。笑

火の神

最後は八神が自分の命のロウソクを吹き消して終わりなのかと思ったら、火の神になった林太郎が助けてくれて・・・えー!?そうくるううう??と興奮。「火の神になって最初の仕事がコレとはねえ・・・」とやれやれ感を出しつつも助けてくれる林太郎。

八神さんはどうにかして生き残ってほしいと思いつつ、方法までは思いつかなかった。というか林太郎が火の神になって「あ、消滅しなかったんだ」って気付いたときに泣きそうになった。人間でなくなったという意味では死んでしまったけど、無になって存在しなくなるわけではなく、火の神として生まれ変わったのだった。火の神、前髪を上げててかっこよかったね・・・

ラストシーンで他の神の仲間に混ざっていて、辻褄はさておき「あ〜〜みんなと仲良くなれてよかったね林太郎〜〜」ってなった。林太郎のモンペか。孤独(だったんだと思う)な林太郎が人間としての死後に仲間ができるなんて皮肉というか。「生」を手放したからこそ、他に手に入れられたものがあったんだね。

最後の「ごっつぁんです!」の笑顔がよかったよ!それまで嘲笑はあれど笑顔はなかったから。林太郎の「楽しい」感情の笑顔が見られてよかった。これからは火の神として、人間の衣食を守ってくれるのかな。やっぱり台所にいるのかな、とか考えると面白いね。

笑っていい舞台

初めて観る舞台ではどのように振舞っていいのか考えるけど、この舞台では前説の時点で観客がみんなゲラゲラ笑っているのを見て「あ、こうやって笑っていい舞台なんだ」「こういう風にリアクションしていい舞台なんだ」と理解できたし変な緊張もせずに済んだ。

声を出して笑える雰囲気っていいよね。まあ向こうが全力で笑かしに来てるからね・・・

SNS

今回の反省点は、チケットを1枚しか取らなかったことと、匠馬さんの遊戯王ネタに反応しきれなかったこと。

これえええええええ!初日後のツイートおおおおおお!せっかく石毛さんと一緒の写真!財前!!!!!ンンンンン

匠馬さんは千秋楽の後にブログも更新してくれました!連日Twitterも更新してくれたし!ありがとうございます!!

匠馬さんのブログにも載っていたけど、河村唯さんがアップしてくれた、この動画がすっごく良いの・・・仲の良さが伝わってくるし、本当に楽しい舞台だったんだなあって思える。ところで河村唯さん、美人だし横向きのときに細いし身体の厚みが薄すぎだしで驚いたよ・・・女優さんってすごい。

まとめ

古典落語「死神」をテーマに、落語の世界と現代の融合という、話的にも興味深い内容だった。基本的に深く考えずにゲラゲラ笑える舞台・・・最近は考察し甲斐のある舞台ばかりだったけど、こういう力技な舞台もいいなあ。そういえば役名は数字しばりだったのかしら。

楽しい5日間でした。Twitterで毎日「バカバッカ」で検索して、感想を読んで、それなーってなって、匠馬さんのことが書いてあったらほくそ笑んで。劇団員さんのツイートを読んで、あーもっと観たかったなーと思ったり。お祭りでした。舞台はもちろん、観劇後も含めて楽しかったー。

これから天才劇団バカバッカも、匠馬さんも、追いかけていきたいと思える舞台でした!

脚注   [ + ]

1. 舞台後に気になって検索したらYa-Ya-yahの元メンバーで、元ジャニオタは驚いたのだった

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