ルパンレンジャーVSパトレンジャー

37話感想考察:強制帰宅ビーム!魁利の帰る家とは。圭一郎と魁利の絆は・・・【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】

37話「君が帰る場所」【快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー】【ルパパト】

面白能力&自宅公開のクソギャグ回かと思いきや、魁利の闇が垣間見える激重回。圭一郎と魁利の距離感。圭一郎と透真の2ショットって珍しいね!

強制帰宅ビーム

今回のギャングラー怪人はヤドガー・ゴーホム。こいつが持つルパンコレクションは「アタンドル・プール・トゥーシェ」という、空間をつなぐ能力。この能力で空間を操作し攻撃してくる(ヤドカリのハサミで攻撃してたけど「チョキ!」って、直帰とかけてるのかな?)。

しかし厄介なのは固有の能力である「強制帰宅ビーム」の方だった。これによって快盗も警察も自宅に帰宅させられてしまいバトルにならないのだった。魁 利 を 除 い て。

ノエルはうまい具合に強制帰宅ビーム回避したな。自宅が気になるけど、もしかしたらノエルは公式の自宅公開はないのかもしれないな。まあ日本で借りている部屋が、モノがなく殺風景すぎる暗い部屋だったら悲しくて泣いちゃうからな。それに強制帰宅ビームをくらって万が一フランスまで帰宅されても困るしな。

ヤドガーの声優は田村健亮さん。吹き替えをよくやっている方なのかな?

ついに圭一郎の自宅公開

過去につかさは4話、咲也は19話で自宅を公開していた警察。今回で圭一郎も自宅を公開!圭一郎の自宅は国際警察の寮で和室だった。公式と解釈が完全一致で笑う。「圭一郎の部屋ってこんな感じかな~」っていうイメージそのままだった。

すごく圭一郎感のある自室です

圭一郎は国際警察の寮に住んでいたんだね。分かる~。超分かる。住むところなんかどうでもいいんだよ、職場への通勤が容易ならそれでいいんだよな圭一郎は。

国際特別警察機構日本支部 第一平和寮というらしい

<圭一郎の自宅で気になったこと>

  1. 壁の張り紙
  2. タンスや机などの家具
  3. 黄色いやつ←

(1)の壁の張り紙というか教訓?は「早起きは三文の徳」「忠勇義烈」「慢心は人間の最大の敵」「勝って兜の緒を締めよ」「奮励努力」は分かった。左上のやつは見にくいけど「部屋の乱れは心の乱れ」かな?「心の表れ」にも見えるけど。こういうのが好きなのは、ヒルトップ管理官の影響なのか、管理官が圭一郎の影響を受けたのか・・・

(2)の家具なんだけど、和室に合わせたのか、こういうテイストが好きなのか、備え付けの家具なのか、すごく和な家具!おばあちゃんの家にありそうな昔ながらの家具だよね・・・タンスとか本棚とか。でもそれがすごく圭一郎っぽい。

あと端に寄せてある机というかローテーブルというか。お前さては、冬になるとコタツに変わるやつだな???ヒーター付いてるだろ??寒くなったらコタツ布団をかぶせてコタツになるやつだろ?????実家の自室にあったから分かる。というか同じやつでは?笑

(3)は黄色いラッピングを飾ってあるんだと思うんだけど、17話で末那ちゃんにもらったお花のラッピングを残して飾っているんだよな・・・おい・・・ちゃんと取っておいているのかよ・・・そういう演出・・・ありがとうございます・・・・・・!

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ここをキャンプ地とする

圭一郎は強制帰宅ビームの対策として「帰る家がなければ強制帰宅させられることもない」というトンデモ作戦を実行し、家を引き払い野宿テント生活をする。ほんと行動力の塊なんだから・・・

圭一郎がキャンプを開始するときに「ここをキャンプ地とする」と言っていて!!それ!!水曜どうでしょうネタ1)HTB「水曜どうでしょう」の企画「ヨーロッパ・リベンジ」にて宿が見つからず野宿をする羽目になった出来事wwwwwwwww

ルパパトで水曜どうネタが入ってくるとは・・・これは台本?こうせいくんのアドリブ?たまたま?

魁利の帰る家

ヤドガーの強制帰宅ビームをくらうも強制帰宅しない魁利。そう・・・魁利には「帰る家が無い」んです・・・はぁ?・・・・・・まじしんどい・・・。

快盗3人の様子から(1)本人が毎日帰る場所、という意味だけではなく(2)深層心理で「帰る家」だと認識している場所に帰宅させられると推測できる。(1)は満たしているにもかかわらず強制帰宅しない魁利は、ジュレのことを変える家だと思っていないということ。ウワーーーー!!叫びたくなる!しんどい!!魁利の闇が重い!!!!

透真と初美花はなんだかんだあって多少踏み込んだ話とかもして、お互いを少しずつ「仲間」や「家族」と思うとかジュレを家だと認識とかしていたのに、魁利は全然そう思っていなかった。意識して線引きをしていたのか無意識なのかは不明だけど、思わぬところで自分の深層心理を暴露してしまった魁利の心境もしんどいし、勘付いてしまった透真もしんどい。

透真、自分たちはジュレを家だと思っていたのに魁利はそうは思っていなかったのか・・・とか自分たちでは魁利の心の闇を払拭できなかったこととか、ショックを受けていそう。しんどいね。透真は「魁利の保護者ではないので」と言ってはいるが、心境は保護者なんだよな。なんだかんだいって魁利(も初美花も)未成年なんだよ。魁利はあんなにしっかりしてるけど、まだ19なんだから。

「帰る家」の認識のずれについて魁利も透真も本編ではっきり明言しないところが良い。視聴者も透真も勘付いているけど、言葉にはしない。というかはっきり言葉にしてこの事実が確定してしまうのが怖い。魁利に「さあな・・・」って言わせないで!胸が苦しい!

ところで強制帰宅しない魁利もだけど、たまになら帰ることができる実家がある2)28話で一時帰宅していたのにジュレに帰宅した初美花も・・・彼女の決意を感じられて悲しい。

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魁利と圭一郎の距離感

圭一郎は「透真・初美花とケンカした」という魁利の様子を心配し(実際はケンカしていないけど)、ジュレにテントを持参し泊まることに・・・ってえ????また公式が二次創作みたいな展開してる!←

圭一郎の「君と話がしたいと思ってね、友人として」とは・・・友人ですか・・・圭一郎は魁利のことを友人だと思っていたんですか・・・ほうほう・・・へぇ・・・・・・本当にそう思っていたのか、話を聞き出すために距離を縮める方法として言ったのかは分からないけど、圭一郎は小さなことでも嘘をつかない性格だから、きっと本心なんだろうな。優しいおまわりさんだよ・・・そうだよ、一緒に旅行して、射的したりご飯食べたりしたんだから、もう友人だよ・・・・・・

圭一郎は魁利のことを「どうも危ういところがある気がする」「彼は何か、大きな傷を抱えているんじゃないだろうか?」と推測して、心配している。なかなか鋭いおまわりさんだ。以前に「荒れていた(10話)」ときは「警察として、未成年の夜歩きを放っておくわけにはいかない」ということだったけど、今回は友人として気にかけている、に変化したんだなあ。

圭一郎は魁利に「旅先での暗い顔を気にしていた」「何かあるなら相談にのりたい、魁利くんの力になりたいんだ」と言う。そんな彼の手を、魁利は振り払ってしまってだな・・・あの時にお兄ちゃんと同じことをしてしまい、魁利自身がショックを受けてしまっていた。うう、つらい。

圭一郎の出した答え

魁利との仲に関して「懐かれていたと思っていたんだがな」と言う圭一郎。つかさは「お前が踏み込み過ぎたんだろう」と返すけど、いやでも一緒に旅行したり「圭ちゃん♡」って呼ばれたりしたら懐かれたと思うって。距離の詰め方が急激だった&魁利の心の闇は常人より深いというだけで。

「そっとしておくべきなんだろうか」と自問自答する圭一郎に「お前はどうしたいんだ?」と返すつかさ。ギャングラーの出現により会話はここで途切れてしまうんだけど、ラストシーンにてこの問いの答えを出している。それは「めげずに見守る」

これ最高じゃない・・・?魁利のお兄ちゃんは決して魁利を見放したわけではないんだけど、物理的に寄り添うことができなくなった。しかし圭一郎は突き放されても見守り続けることを選択する。魁利はうまく人に頼れないタイプなんだ。そんな魁利を根気強く気にかけてくれる存在が必要であり、その役は圭一郎が担うと宣言する。最高です^^^^^^

しかも「見守る」というのが、今回は距離を詰め過ぎたかな、今度は遠くから見守ってみよう、と方向転換したのかなと思うと・・・圭一郎なりに試行錯誤しているのかしらと感じられて尊い・・・

まとめ

今回はクソギャグ回のふりをした魁利の闇激重回だったわけだけど、魁利と圭一郎の距離感や透真の魁利への感情に焦点を当てた話だった。こうなってくると、圭一郎が快盗の正体を知る場面ってどんな感じなんだろうというのがすごく気になる。正体バレに関しては無数の妄想可能性があるし、こういうのも良い、ああいうのも良い、と色々思いついてしまうので、こんなにも魁利と圭一郎の親密度を描いてきた公式が「これが正解やど!」と示すのはどんなシチュエーションなのかがとても知りたい。

共闘については回数を重ねるごとに、咲也とつかさには「一緒に戦った方が解決が早いかも」と思わせることができていて、警察の考え方が変わってきたんだなあと感じる。つかさに至っては「分かっているな、圭一郎?」と諭していた。もともと最初の人物紹介では快盗の捉え方に関して「咲也は好意的」「つかさは中立派」となっていたしね。圭一郎はもちろん否定派。

魁利は、警察を丸め込むためとはいえ「圭ちゃん」と呼んだり一緒に旅行したりお兄ちゃんと圭一郎を重ねたりと、2人の心の距離が近付いていると思っていたけど、ここにきて圭一郎が距離を詰め過ぎて逆に溝ができる展開に。しかし魁利には圭一郎のような存在が必要であり、今度2人の関係がどのように変化するのか注目すぎる・・・

>>38話感想考察:ノエルと警察の溝。デストラの登場にスーパールパンエックス爆誕!【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】

>>36話感想考察:うっかりミスを連発の咲也。圭一郎!怒っちゃだめだ!【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】

脚注   [ + ]

1. HTB「水曜どうでしょう」の企画「ヨーロッパ・リベンジ」にて宿が見つからず野宿をする羽目になった出来事
2. 28話で一時帰宅していた

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