ルパンレンジャーVSパトレンジャー

34話感想考察:ルパンマグナムを巡る罠!魁利の覚悟。アルセーヌの意図とは?【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】

第34話「伝説の銃」【快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー】【ルパパト】

あのノエルさえもかかった、ルパンマグナムに仕掛けれらた罠とは?魁利の強い覚悟と深い闇が垣間見える回。警察は空気・・・

ラストのコグレ、何だよー!怪しさ大爆発じゃないか!!

「魁利、バスケ好きなの?」

もう冒頭から暗い影を落とす魁利・・・。子どもたちがバスケで遊ぶのを見て過去を思い出す。

このシーンのしんどいポイントは魁利の暗い影もさることながら、初美花の「魁利、バスケ好きなの?」もなかなか。魁利が高校時代にバスケをやっていたことは、回想シーンを何度も観ている視聴者は知っているけど、初美花や透真は知らないという事実。

「魁利がバスケをやっていたことを知らない」というくだりだけで、お互いに自分の過去をくわしく話してないことがうかがえるのが心にクる。お互いの誕生日を知らないことが判明する回なんていうのもあったけど、素性や過去はほとんど話していないんだねえ・・・。まあ魁利のバスケの話は地雷だから話してないというのもあると思うけど。

怪人ケルベーロ・ガンガン

今回のギャングラー怪人は、ガンマニアのケルベーロ・ガンガン。声優は稲田徹さん・・・!今回の話は特撮界隈ではザワザワしていたんだけど、なぜかというと、この稲田徹さんは特撮界では有名な声優さんで。4大ヒーローシリーズ1)戦隊、仮面ライダー、ウルトラマン、メタルヒーロー全てに出演したことのあるという貴重な経歴の方です。

このケルベーロは犬・・・自らを「地獄の番犬」と名乗っていたけど!これは、稲田徹さんが演じた「特捜戦隊デカレンジャー」のドギー・クルーガーが元ネタです!

宇宙警察地球署の署長を勤めるアヌビス星人で、デカレンジャーの面々からは「ボス」と呼ばれている。
かつては地獄の番犬と呼ばれ、多くの犯罪者達から恐れられた存在でもある。

ピクシブ百科事典より引用

名乗り口上は「百鬼夜行をぶった斬る、地獄の番犬」。こういう小ネタを入れてきてくれるの嬉しい!デカレンはop曲がとても好きで、カラオケでよく歌ってた!

※「カマイタチオマージュ」というのは「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の妖怪カマイタチのこと。ロボ戦で壁ドンしたことが話題になった。

ちなみにケルベーロが持っていた改造銃はケルサーP-38っていうんだって。ワルサーP38的な?

ケルベーロが人間の銃を盗むことを「役に立つのか?」と疑問視するデストラに対して「分かってないわね、デストラ。役に立つかどうかじゃないの、楽しいかどうかよ」と返すゴーシュ。おいおい・・・あなたの人体実験も、楽しいかどうかでやっているのですね・・・部下を使って・・・やっぱりマッドサイエンティスト・・・いやドクターか。

スポンサーリンク

ノエルとルパンマグナムを探しに

怪盗が買い出しから戻ると、ジュレにはグッドストライカーの姿が。ノエルがルパンマグナムの隠し場所を突き止めるも、そのアルセーヌの隠れ家に仕掛けられた罠にやられてしまって助けてほしいと言う。

グッティ・・・いじらしい・・・ノエルが倒れてあんなに焦って助けを求めるなんて・・・ノエルのことを本当に慕っているのね。この2人は一体どういう関係なのやら。ノエルの過去(取り戻したい人)に関係あるのかな?

隠れ家の隠し入り口には快盗のマークが入っていたので、そもそも快盗しか入れないのか。ダイヤルファイターでしか開錠できないのかも。快盗(自分の仲間?)が来ることを想定しているのに、1回目と2回目は罠が変わるという用意周到さ。他にも厳しい罠が張り巡らされていて・・・アルセーヌの意図とは!?となった。後半で分かるんだけどね。

一方警察は、出現したケルベーロとバトル。「銃撃戦なら任せてください!」と張り切る咲也は持ち前のスキルでケルベーロを圧倒するも、ルパンコレクションの土を操る能力と自身の空気中の酸素を操る能力によって応戦、バトル離脱する。

警察の活躍はこれのみ!今回は快盗中心の回だから仕方ないね!

ルパンマグナムの罠

ルパンマグナムが隠された部屋に辿り着く快盗。傍らにはノエルが倒れていた。壁面に刻印されていた「Brise tes fers」の文字。フランス語で「足枷を外せ」という意味を理解した瞬間、ルパンマグナムは光に包まれ、目を開けると、魁利の前には兄の勝利、透真の前には婚約者の初美花の前には親友の詩穂が現れた。

もしかしたら不思議な力によって過去に戻れたのかもしれないのに、すぐさま罠=幻だと勘付く快盗、悲しさしかない。ずっと会いたかったはずなのに。そんな奇跡があるわけないって分かっているのね。しんどい。

「大切な人を救いたい」ことを足枷と呼ぶのがもうしんどい。「何かを得るためには自らの過去を乗り越えなければならない」ということなんだろうけど、それはノエルの言った通り「取り戻したい大事なものが、時に自分にブレーキをかける」という意味にもなる。このブレーキすらも踏み越えた覚悟がないとルパンマグナムは手に入れられない・・・アルセーヌ、鬼ですわ。

この幻も「命を賭けてまで助けてほしくない」「私のことは、もういいから、夢を追って」「お前が無事ならそれで十分だ」という甘い言葉をかけてくる。ほんと鬼。特に「命を賭けてまで助けてほしくない」というのは、快盗全員が心の中で「かもしれない」と思っていることだと思う。自分のエゴのために命を賭けていると言い聞かせていても、やっぱり心のどこかで「こんな結末(大事な人を取り戻すために自分の命と引き換えにする可能性がある)は望んでいないかもしれない」と考えてしまうんだろうな。そんな心の柔い部分を刺激してくる幻。

結果、透真と初美花は大事な人(の幻)を撃つことができず、罠に倒れる。意識を取り戻したノエルは2人に対して「君たちも、撃てなかったんだね」。つまり・・・ルパンマグナムの横で倒れていた時点で察してはいたけど・・・ノエルもこの罠にはまってしまったということで・・・ノエルも・・・大事な人を撃てなかったんだって分かって・・・すごくしんどいねって・・・・・・

さらに魁利のお兄ちゃんのセリフがしんどい。

「俺は、お前が無事ならそれで十分だ。俺のために暗い道を選ぶな。明るい道を胸張って歩いてくれ」

しんどい!!!お兄ちゃんに「快盗なんかやらなくていい」って言われるなんて・・・しんどいの極み!!

「兄貴もそういうタイプだよな、でも、ごめん、俺そういうまぶしいの向いてない。気づいちゃった。今まで兄貴の真似してやってきたどんなことより、俺・・・めちゃくちゃ快盗向いてるわ」

「兄貴にどんな顔されても、俺は俺のやり方で兄貴を取り戻す」

魁利はこう返して、お兄ちゃんを撃つことに成功し、罠を解除した。ん~~~~しんどい。魁利が「まぶしいのは向いてない」のは、もともとそういう性格だったのか、出来の良い兄を持った弟が抱いてしまう感情からなのかは分からないけど、もう「人気者(才能がある)の道」や「正義の道」には進めないんだなあと思った。

魁利はお兄ちゃんへの憧れから、意図的に(無意識に、もある)お兄ちゃんの真似をして人生を歩んできたけど、お兄ちゃんと離別してしまったらもう真似もできないわけで、お兄ちゃんと離れて初めて「お兄ちゃんの真似事じゃないこと」ができるようになったのでは、と思った。お兄ちゃんを取り戻すためにしなくてはいけなくなった快盗行為が、お兄ちゃんがいないがゆえに真似事ではなくなり、かつ「めちゃくちゃ向いてる」と思うことに出会えてるっていうの、サイコーに皮肉。

今まではお兄ちゃんの真似、お兄ちゃんみたいになりたい、という感情で何でもやっていたのかもしれない。でも快盗は、魁利が自分の意志でやると決めたことで「兄貴にどんな顔されても、俺は俺のやり方で兄貴を取り戻す」に繋がるの、ほんと魁利は強いわ。覚悟が強いし重い。

圭一郎の「どんな言い訳をしようとも、快盗という手段を選んだ時点で貴様らは間違っている」というセリフは今でも魁利の心に残っていて、何度も思い出す。そしてそれは圭一郎も同じで、魁利の言葉を何度も反芻している。あのときのやり取りはお互いのスタンスを揺るがしかねない、本当に印象深いシーンだったんだなあ。

圭一郎もお兄ちゃんも、正しさの陽の光が強すぎて眩しすぎるから、隠の面を持つ魁利が落とす影がはっきり映し出されてしまう。

罠の話、初美花が撃てないっていうのは、まあ心が優しいし(女の子だから、とか若いから、とか言いたくはないんだけど、やっぱりあの初美花に詩穂ちんは撃てないだろうと思ってしまうしそれが初美花)、脱出できなかったのは何となく分かるけど、透真も撃てなかったんだなというのが意外というか、やりそうなもんだけどできなかったよね、と。

透真は彩さんを取り戻したくて、でもそれは彩さんの意志や願いではなく、もしかしたら願ってはいないかもしれなくて、自分のエゴで快盗をやっていると自覚はしていても彩さんの幻は撃てなくて・・・「自分のためにやっている」とはいっても、それを貫き通せるわけではない。そんな透真の行動には矛盾が生じているけど、矛盾なく一貫して自分のスタンスを通すというのは難しいし、できなくても非難されることではない。感情とはそういうものだから。透真もやっぱり人間だよねって思った。目の前の彩さんを撃てば解放されるって頭では分かっていても「他の何を撃てても・・・お前だけは・・・」ってなっちゃうの、ある意味普通だと思うよ。

透真にそんな気持ちを抱いた後だから尚更、魁利のブレーキの壊れっぷりが悲しくなる。感情はあっても押しこめられちゃうんだよなあ、魁利は。

余談だけど、罠から抜け出せなくて攻撃を受けたときの初美花の「うわああああ!」って叫び声を聞いたとき、リリウムのファルス2)舞台「LILIUM」。どぅーが出演していたを思い出しましたね・・・絶望のこもった叫びだった。

スポンサーリンク

「ブレーキが利かないのではない、壊れている」

↑は24話でつかさがルパンレッドに対して感じたこと。今の魁利はまさに「ブレーキが壊れている」状態で、覚悟もブレーキの壊れ方も異様なんだなと思った。毎回思うけど、お願いだから魁利を幸せにしてあげて・・・

このつかさのセリフはノエルの「取り戻したい大事なものが、時に自分にブレーキをかける」と対になっている。魁利はブレーキが壊れているから、お兄ちゃんの幻でも撃てる。つら。しんど。

ルパンマグナムを手にした魁利の前にアルセーヌの幻が現れ「快盗の覚悟を見せてもらった。私の愛用のコレクションは君に預けるとしよう」と告げる。

ルパンマグナムを手に入れるための罠は、逆に言うと「自分の足枷を自らの力で外すことができる者になら授けてもよい」ということの表れ。それほどの覚悟を持った者でないと渡せないということか。実際このアルセーヌお気に入りのルパンマグナムの威力はとてつもなく強力だったからねえ。

イカサマ ドストライク

ルパンマグナムを手にしたところにケルベーロが現れ、快盗はそれに応戦。

レッド、二丁拳銃できるのすごいしかっこよかった!!ルパンマグナムで開けた穴からVSチェンジャーで攻撃するとかかっこよすぎる~~!

レッドの撃ち方は、我流で〜すみたいな撃ち方でほんといいよね。警察はしっかり訓練を受けた撃ち方してるのと対比もこれまた良い。

ノエルにも弱点はある

バトル後のジュレにて、透真の「お前でも最後の罠には負けるんだな」という言葉に「僕にだって・・・弱いところはあるさ」と返すノエル。

そうだよ・・・ノエルにだって弱点はあるんだよ。いつも先手を取っていて余裕綽々のノエルにだって・・・弱い部分は・・・あるんだ・・・(反芻しているところに突然のしんどみ)

あの罠にかかったということは、ノエルも「大事な人の幻」を撃てなかったわけで。ノエルの大事な人って一体誰なんだろう。わたしは毎回言うけど「アルセーヌ(の末裔)が大事な人説」ね!というか今回の話でアルセーヌの幻に対するスン・・・とした反応がもうなんか気になるよね。ノエルの表情が意味深にカメラに抜かれているのがね・・・

最後のコグレのセリフ・・・「まさかルパンマグナムを手に入れるとは・・・。夜野魁利、予想以上の逸材でしたね」って何だよおおおおお!!最近は快盗に協力的だし、アレ?胡散臭い雰囲気を出してるだけでほんとは良いおじさんなのでは?と思い始めていたけど、やっぱり怪しいじゃん!!魁利たちのことをただの駒だと思っている節もあったし、やっぱり怪しい!!!

コグレは、ルパンマグナムを手に入れる方法(罠の難易度)を知っていたのかなあ。私、気になります!

まとめ

「コグレさんやっぱり怪しい」と思わせたところで次回はまさかのコグレ回!?何で分裂してんだよ・・・ワルの部分だけ抽出されたコグレとかがいるってこと?

34話、予告の時点では「強化アイテムお披露目回か・・・アイテム中心でしんどいことはあまりなさそうだ(ニッコリ)」と思っていたのに、しっかりしんどい展開だった^^^^こんなに快盗の闇に突っ込んでくるとは思っていなかった。

最近、快盗の方が出番が多いように感じるけど、闇の深さを掘り下げようとすると必然的に出番が多くなっているのであって、内容は過酷だよね。しんどい。

>>33話感想考察:かわいく、あざとく、忍び込め!?子どもになった快盗の運命は?【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】

脚注   [ + ]

1. 戦隊、仮面ライダー、ウルトラマン、メタルヒーロー
2. 舞台「LILIUM」。どぅーが出演していた

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)