第30話「ふたりは旅行中」【快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー】
Wレッドの珍道中!?迷子の女の子の登場により意外な展開に・・・。圭一郎の休暇の理由、ギャングラーの思惑とは!?
ちょっと・・・今回エモすぎるっつーかしんどい。魁利の背負っているものが重い・・・
ノエル、のけ者にされる
圭一郎が休暇を取って温泉に行くらしい。ノエルが詳細をたずねるも、ぎこちなく答える国際警察。怪しんだノエルは、快盗にこの話を持ちかけ、魁利に圭一郎を偵察を頼む。
ノエル・・・ハブられてしまって・・・なんだかんだで信用されていないのが透けて見えるとつらい。まあ最近怪盗寄りになってたし、不信感がまた募ってきているのは確かだけど。
怪盗と繋がりのあるノエルが計画1)実際は圭一郎の休暇ではなく、VSビークルの取引現場に行くという指令だったを知ると怪盗にもバレてしまう(こっそりルパンコレクションを回収できなくなる)から、わざと知らされていないんだろうね。ノエル、しんどい。
警察がノエルをのけ者にするから、今回は終始快盗側だよ!
余談だけどノエルの顔アップ♡♡訝しむ表情をアップでドドンと映されてたね♡顔が良いし歯が白くて並びが綺麗!
せいやくんの歯が好きで、アップになると毎回見てしまう。でもさ、例えばテニミュのときより良くなってると思うんだよね。矯正したのかな、努力だな・・・
Wレッドの観光旅行!?
圭一郎が駅に着くと、魁利とばったり遭遇。半ば強引な形で、2人は一緒に観光する。
まあ完全に待ち伏せだけどねえ!このロケ地、本編では草川駅ってあるけど、実際は渋川駅らしい。伊香保温泉~~!聖地巡礼が捗るね!もし今後、温泉旅行の機会があるとしたら伊香保温泉一択です!
ちょっと待って、まず圭一郎の私服がダサいっつーか、何と形容すればいいのか分からないんだけど、絶妙というか、オシャレよりも規律を重んじるタイプというか、きちんと感を追及した結果、オシャンもへったくれもないお父さんスタイルになっているというか。
あのね、確かに圭一郎は私服でも絶対に襟付きシャツだと思ってたし、絶対に一番上までボタン留めてるだろうと思ってた。ただ、シャツの柄がピンクの薄いストライプというチョイス・・・!??嘘だろ??そんなやつ選ぶの!???私服でもシャツを着るけど、少しの遊び心を入れるの???圭一郎、そんなことできるタイプだったの????(動揺)
これまで出てこなかった圭一郎の私服(ノエルの妄想ピクニックはノーカウント)。今回も仕事(しかも美術商のふり)なので完全な私服とはいわないけど、自分の意思で選んだ服はこういうテイストということね。ンー、ほぼ予想通りで逆に笑う!
そして観光!この観光がま~~~たしんどみのあるやつでしてね???まず「腹減ったから圭ちゃんの奢りね?ありがチュー」(この流れ)で食事。ちょっと遊んで。甘い物食べたり。
本編的には一瞬で終わったけど、なんだかんだで楽しんじゃってるじゃん・・・。実際は圭一郎も魁利も仕事なんだけど、一瞬忘れて満喫してるじゃん・・・。圭一郎の「温泉?温泉か、温泉はな・・・」の言い方とか、うっかりオフ感が出てるし。圭一郎は自室はおろか私生活の描写もないのでどんな休日を送っているかは公式的には謎だけど、たまにはこうやって息抜きしてくれよな・・・
30話で乱れた心をこの写真で鎮めてください・・・って余計に乱れるわ!!
駅での遭遇シーンを見て、圭一郎が「魁利君、面倒な子だな・・・(困惑)」って思っちゃうのかなとドキドキしたけど全然そんなことはなくて、むしろ意外と楽しんでて、エ~~~圭一郎先輩は好感度を下げるってことを知らないの?って感じ。
迷子の女の子
落とした髪飾りを探すうちに迷子になってしまった女の子を保護した2人。2人はそれぞれの方法で解決しようとするが・・・。
今回は圭一郎と魁利のスタンスの違いを見せつけられる回だった。魁利は同じ髪飾りを探して購入し、渡そうとした。一方、圭一郎は落とした髪飾りを探した。魁利みたいな、プロセスは置いておいて、結果をスマートに出すことを重視するタイプは、泥臭くても正攻法で解決するタイプに劣等感を抱きがちだし、よりによってその相手が自分の好きなお兄ちゃんに似ているという・・・
んあ〜〜〜、正攻法でいく圭一郎と、プロセスはどうでもいいからとにかく結果を出したい魁利…
— YURI🐸🌀 (@YURI_SHT) September 2, 2018
魁利の方法も良いんだよ?嘘をつくことになるけど、優しい嘘というか、それで解決するならいいじゃない。誰も悲しまないんだし。それに落とした髪飾りを探すのは効率的じゃない。圭一郎のやり方は場合によっては(言い方は悪いけど)愚直というか、猪突猛進というか。でも圭一郎はその真っ当な方法しか考えないし、実際に解決してしまう。魁利はそういうアプローチがナチュラルにできる圭一郎に対して憧憬やら劣等感やらを抱いてしまう。
魁利が言う「圭ちゃんは清く正しい人間なんだなと思って」がしんどみの境地。それはまるで、自分は清くないし正しくもないと言っているようなもんじゃないか・・・
迷子の女の子の一件で、魁利はお兄ちゃんとのエピソードを思い出す。魁利、本当にお兄ちゃんのことを慕っていたのね。迷子の女の子にお兄ちゃんを取られて悔しく感じていまったという話、つまりは独占欲なんだよね。
そしてつまり、自分のお兄ちゃんと圭一郎が重なって見えるということは、自分と観光(仕事だけど)していたのに、迷子の女の子に圭一郎を取られたと・・・?自分が圭一郎にも独占欲を抱いていると気付いた・・・?え?それあり?考えすぎ?
魁利がよく初美花の鼻をつまむのって、お兄ちゃんがよくやってたやつだったんだね・・・ちょっとエモすぎでは・・・しんどい・・・
パトレン1号VSルパンレッド
今回は圭一郎のアクション!無駄のない動きが圭一郎って感じ。でも後半、足掛けしてて、えっ!圭一郎も足掛けとかするんだ!それって誰の影響?ねえねえ誰の影響????ってなりました。
さっきまで仲良く観光していた2人が、一方は正体を隠しているものの、今はいがみ合い戦う・・・なんと心を抉る演出でしょうか。つらい。おまえらさっきまで2人でお饅頭食べて「うまい!」とかやってたでしょうが・・・。この点に関しては、魁利だけがつらいんだろうね。さっきまで仲良くやってた、だんだん心を開きつつある、お兄ちゃんに似ている奴と戦うなんてさ。魁利に色々と背負わせすぎじゃない?彼はまだ19歳の男の子よ?
市民の安全を守るために、圭一郎が魁利にスプラッシュを託したの、魁利はどう思ったんだろう。わたしはもうエモ爆弾が全弾命中して思考停止しているので分かりません←
敵対関係の相手に信用されてコレクションを託されて、なんかもう劣等感どころか感情が複雑に混ざりすぎて訳わかんないなあ。今まさに奪い合ってたアイテムを敵に渡して、その代わりに市民を守ってくれなんて言われてさ。怪盗なんだから無視してそのままトンズラするかもしれないのにね。自分はそんなことしないって信用されてるって?どんな気持ちでいればいいんだよ魁利は・・・
臭い怪人
今回のギャングラー怪人はカンクス・ブチルメルカプタン。完全にスカンク。ゴーシュの仕事が雑すぎるのが可愛かった。あのガス、ガワの上からかぶったのに、変身解除してもにおいが残っていたらしく、つかさと咲也がファ○リーズ的なやつ頑張ってた。ノエルも透真も初美花も大変な思いをしたのだろうか・・・
「似てんじゃねえよ、めんどくせえ」
この「面倒くさい」の中に、魁利が快盗になった理由とか、葛藤とか、圭一郎に対する想いとか、お兄ちゃんのこととか、さまざまに複雑な気持ちが詰め込まれているのかと思うと・・・おばちゃんは・・・とてもしんどいよ・・・・・・そういうのをぐるぐる考えて感情が揺さぶれるのがイヤで「面倒」って形容しているのかなと思った。
ついに口に出して、圭一郎とお兄ちゃんが似ていると認めてしまう魁利。やっぱり重ね合わせてしまうのね。魁利が圭一郎を裏切る(表面上はお店の店員と仲の良い常連客だけど、本当は敵同士で、でも圭一郎はそれを知らない)ことで、何度もお兄ちゃんを裏切るような気持ちになっているのかもしれない。実際、清く正しいお兄ちゃんだったら、怪盗という方法なんか取らないかも、こんな方法を使ってもお兄ちゃんは喜ばないかも、というのを、圭一郎と重ねることで強く感じてしまう。あーもーしんどい。魁利お願いだから幸せになって、頼む・・・
客観的には、警察はコレクション回収を失敗するわ市民を守る役を快盗に譲ることになるわで敗北ムードだけど、実際は、魁利もエグい敗北感を味わっている。圭一郎の100%善意のドドド正論で殴られた魁利は、正攻法で解決しない自分に劣等感がある。それは髪留め探しだけでなく、警察として働く圭一郎と快盗という方法を取った自分の対比にもつなげてしまう。しんど。
まとめ
30話はルパパトWレッド珍道中(笑)かと思っていたのに、こんなにしんどい話になるとは思っていなかったので大ダメージです。魁利はお願いだから幸せになってくれ。
ほんとさあ、あと20話のうちに、圭一郎がルパンレッドの正体を知る回がくるのかと思うと・・・しんどすぎて。圭一郎も「今までずっと騙されてきた」でつらいし、魁利も「ずっと騙しててごめんね、圭ちゃん」だし。
この正体バレについては星の数ほどのパターンを妄想してるんですけど、あなたの想像する正体バレはどんな展開ですか?って聞いて回りたい。こういう展開の妄想を記事にしたいとも思うけど、それってただの二次創作小説では???ってなって思い留まる。
>>1話感想考察:最高最善の魔王になる!?祝え!新たな王の誕生を!【仮面ライダージオウ】
>>31話感想考察:ノエルとつかさの対立。司法取引の真実とは【ルパンレンジャーVSパトレンジャー】
脚注
1. | 本文へ | 実際は圭一郎の休暇ではなく、VSビークルの取引現場に行くという指令だった |