仮面ライダービルド

46話感想考察:地球を賭けた最後の戦い。三羽ガラスの登場にカシラは・・・【仮面ライダービルド】

第46話「誓いのビー・ザ・ワン」

ついに始まった、地球を賭けたエボルトとの最終決戦。三羽ガラスの登場にカシラはどうする。禁断のブリザードナックルを・・・

Cの世界

あらすじ紹介は御堂(に擬態したエボルト)。日本中に向けて自分の正体を明かし、仮面ライダーに最後の戦いを挑む。

この46話は時系列としては夏映画の後だから、前回出てきた3人の知事はもういないし、この世界での仮面ライダーの位置づけも少し変わっているんだろうな。というかエボルトは普通に現役なのね・・・

戦兎と万丈はどんな顔してナシタにいるんだろうかと気になってたけど、びっくりするほどいつも通りだったわ。若干距離が近かったかもしれないけど。

エボルトを倒し地球を救う唯一の方法。それは白と黒のパネル、そしてエボルトの力を利用して、エボルトのいない新しい世界を創り出すことだった。

「パラレルワールドと呼ばれる無数の平行世界が存在しており、白と黒のパネルを使えば、別の世界と交わることができる」とも言っていて・・・それは新しい仮面ライダージオウへの伏線でもあるのか・・・

内海、夏映画で生き残ってたんだね← 良かった~!

最後の晩餐ーカズミン劇場

エボルトとの最終決戦は明朝から。ということは、いつも通りの生活は今日が最後。今夜はみんなでBBQ!幻さんの乾杯を無視したり、一人流しそうめんしてたり、カシラが焼き奉行だったり。

カシラ、肉の焼き加減にうるさい焼き奉行だったけど、毎年北都でBBQしてたのかも、だからBBQに慣れてるのかもという考えがよぎってしんどい。

去年の夏は、猿渡ファームのみんなと三羽ガラスとワイワイBBQしてたのかなと思うとさ・・・

このギャグパート、カズミン劇場があります!もうこんなギャグパートですら思い出すのしんどいけど。みーたんのタオルが放置されているのを発見し「このタオルで自分の汗を拭いたい」という変態!

「やめろ!ドルオタの風上にもおけない!」という天使と「それは自分の汗を拭うためのものだ」という悪魔の間で揺れるも、結局は悪魔が勝って、そのタオルで汗を拭く・・・というか匂いをかいでたよね!?

でもそれはみーたんのタオルではなくて幻徳のタオルだった・・・。「うーたん&ひげたん」って!どうせこれもプレバンで販売するんでしょ!?これはさすがに欲しいと思った←

ここに来てカシラがドルオタの一戦を越えてきたな・・・と思ったけど、明朝からの戦いで命の危機を感じていて、もうみーたんに会えないかもしれないと思うと後悔したくないからとかいう思考で大胆な行動に出たのかもしれないと気付いてしまってまたしんどい。

BBQの後は花火を楽しんでいた。戦兎はそれを見て「ありふれた、かけがえのない日常を守るために戦ってきた」とつぶやく。

そうなんだよ・・・みんなで普通の若者の夏の過ごし方してて・・・でもこの子たちだって、こんな夏を過ごす権利があったのに、今までそれができなくて・・・と思うと本当にしんどい。

特にみーたんが楽しそうだなって印象で。みーたんなんか10代だよ!?しかもずっと昏睡状態だったせいで普通の思春期も過ごしてなくて・・・視聴者の気持ちを代弁するように戦兎やカシラにはっきりものを言う子だけど、こういう姿を見るとやっぱり10代だよねって思うし、こんな過酷な日々じゃなくて普通のよくある若者の生活を送ってほしいと思う・・・

最後の最後で「夜は焼肉っしょーーーー!!」が叶ったのか・・・

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エボルトとの最後の戦い

一般市民は「突如現れたエボルトという地球外生命体による宣戦布告」ととらえているようだけ、そいつ10年間も地球に住んでたし冒頭にも言ってたよ!

一般市民にとっては「急に出てきた脅威」だったんだなあ。戦兎たちはずっと戦っていたのにね。エボルトの存在は夏映画でも公にならなかったんだね。というか急に知事が変身したり倒されたりするのを見て、一般市民はどう思ったのだろうか。

エボルトは最後の戦いにルールを提示した。

  1. 仮面ライダーはパンドラタワーの頂点を目指す
  2. 10分おきに国をエリアごとに消していく

なんという卑怯なルール!結局はエボルトの遊びでしかないんだな・・・。この「エリアごとに消していく」のを見たとき、これは最終回では本当にパラレルワールドと融合(新しい世界で平和に過ごす)するんだなって思った。今の地球を再建するには人がしにすぎている。一般市民が犠牲になりすぎている。

次回までに2週間もあるから、このパラレルワールドについて考える時間はたっぷりあるね!新しい世界は何も起こらず、でもみんなは出会わず、戦兎だけがいない平和な世界で生きるのかな・・・

ブリザードナックル

戦兎に「強化アイテムを作ってくれ」と言うカシラ。戦兎はもともとはカシラのために作ったというブリザードナックルと、三羽ガラスのデータを採り込んだノースブリザードフルボトルを渡す。

ボトルを使って変身すればハザードレベルが一気に上がるが、限界値を超えて消滅する。だからあくまで武器として使うこと、変身はするな、と警告するが・・・

これって、人体実験でハザードレベルを上げてしまったから、さらにブリザードナックルを使ったら限界値を超えるようになってしまったってこと?

消滅するって分かってるんだったら、どうしてボトルまで渡してしまったのかねえ・・・。戦兎としては三羽ガラスの遺品として渡したのかもしれないけど。

ナックルの威力が強くなりすぎちゃったのはカシラの人体実験のせいだから「あくまで武器としてブリザードナックルを使え」といって渡すのは分かるけど。ボトルまで渡したら、挿すだろうよ・・・

というか人体実験の影響が「強制解除してしまい消滅」じゃなくて「開発した強化アイテムを使うと限界値を超えて消滅」だなんて想像つかないよ!せっかく今まで強制解除されないように気を付けてたのに!脅威はそこだけじゃなかったのかよ!

戦兎は戦兎で「お前に何かあったら、俺たちが悲しむ」って言うけど、当の本人は、自分がいない世界を創ろうとしてるよね。お前が言う?っていう。

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「エボルトは、俺の逆鱗に触れた」

エボルトとの最終決戦の場で現れた三羽ガラス。彼らはエボルトの遺伝子による偽物だった。

三羽ガラスを使うとか・・・エボルト、悪趣味すぎる

まず、三羽ガラスが冬服なのがしんどい。夏になる前にみんな消滅したから、厚着してるんだよ・・・と思うとまじしんどい。

グリスの変身を解除した後の三羽ガラスへのセリフ、本当にグッときたよ・・・

勝:「目の前で散っていったお前の顔がな、今でも夢に出てくるよ」

修也:「お前を死なせたことはな、俺の一生の傷だ」

聖吉:「お前の最期の温もりはな、これからも忘れることはねえだろう」

ウワ~~~~~~~!!!やっぱりずっと忘れてないし後悔してるんじゃん~~~!!!!勝も修也も聖吉も、助けるのが間に合わなかったんだよね。特に勝と修也はほんとに目の前だったのに間に合わなくて。一瞬のタイミングのズレで消滅させてしまったこと、後悔してるんだと思う。

修也の消滅のことは、戦兎に対しては「あいつが弱かったから負けた。お前は悪くない」って言ってたけど、カシラは後悔してたんだよ・・・そういう世界だからって割りきってるふりをして、全然割り切ってなんかなかった。

最近、カシラの三羽ガラスへの愛が見えるようになったから忘れそうになるけど、初期のカシラは記憶喪失のふりしてたし、三羽ガラスの本名なんか知らないし仮の呼称も呼ばないしって感じの塩対応だったんだよね。

それで揉めることもあったけど、結局三羽ガラスはカシラの下手なウソに気付いてたし、その上でついて来てたし・・・

グリスブリザード

三羽ガラスへの想いを述べた後、床に思いっきり頭突きをするカシラ・・・わたしは土下座に見えたな。自分の迷いや葛藤を打ち消す気合入れ、三羽ガラスへの謝罪、戦兎との約束を破ることへの謝罪、自分自身の不甲斐なさへの一発、色々な意味がこめられていると感じた。

「悪ぃな、戦兎。約束 破るわ・・・」

約束というのは「ブリザードナックルで変身はしない」ということで。カシラはその約束を破って、グリスブリザードに変身する。

グリスの最終形態がブリザードなの、北都(北海道〜東北)だからなのかな・・・そもそも最初に北都なのに「心火を燃やして」と言ってるの逆ではと思ってたけど、最終形態にブリザードがくるとは・・・

「心火を燃やして〜」が決め台詞のグリスの最終形態がブリザードなの、なんというかうまく言えないけどこういうの好き。

「Are you ready?」「できてるよ」

このシーン、声が出なかった。こんなに胸を締め付けられることってある?って思った。かっこよすぎるとか辛いとか顔が良いとか色々な感情がばーっと浮かんで、でも喉が締まって何も言えなかった。

今までずーっとビルドを観てきたから、このシーンが重くて重くて仕方なかった。この瞬間を見るために、わたしはビルドでずっとカシラを追いかけていたんだと思った。

かっこよすぎる

タケダがインスタで言ってたけど、この「Are you ready?」「覚悟はできてるか?」の意味なんだよね。それに対する「できてるよ」。死の覚悟ができているからこそ変身して、三羽ガラスを倒す。

次回「ゼロ度の炎」

大好きなみーたんに引き止められて、猿渡ファームのみんなだって待ってるのに、どうして消滅するようなことをしたんだろうってずっと考えてた。残された者の気持ちはカシラもよく分かってるはずなのに、同じ気持ちをみーたんや仲間にも背負わせるのかって。

でも違うんだよな、カシラは三羽ガラスを失ってから、ずっと死に場所を探してたんだ。前からそういうところあったじゃん。

本当は、ずっと消滅したかったのかな。三羽ガラスを消滅させてしまったのは自分のせいだって、ずっと自分を責めてきた。夢にも出るし、温もりも忘れられない。

罪の意識や後悔から逃れたい、消えたいという部分もあるかもしれないけど、わたしの中のカシラは、自分の命という駒を最大限に活用して、誰かのことを救って死にたいと願ってたんじゃないかと思う。だからこの最終決戦で三羽ガラスの擬態が出てきたことで、自分の死に場所に選んだ。ブリザードナックルを使った。

カシラが消滅してしまうかもしれない展開になったときに、わたしが一番恐れたのは、カシラが誰にも知られず独りで消滅することだった。第40話で北都の多治見首相・マッドローグとバトルになったとき、消滅しかけて、あのときはビルドの言葉で持ち直したけど、あのシーンを見たときに、カシラは一人で無茶をして、その結果誰にも看取られることなくひっそりと消滅したらどうしよう、と怖くなった。でもみーたんが最期を見届けてくれるみたいで、その点は安心した。

なんかもう、あれだけ次回予告や公式に「最期」とか「さよなら」とか言われると、カシラの生存は・・・もう・・・その時を待つしかない・・・・・・

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