仮面ライダービルド

45話感想考察:葛城忍の本当の目的とは?エボルト復活?白いパネルとは【仮面ライダービルド】

第45話「希望のサイエンティスト」

今回も辛い展開ばかり。癒しパート、冒頭のあらすじ紹介しかなかったじゃん・・・。葛城忍役の小久保丈二さんは45話でクランクアップだったそうです。

あらすじ

 エボルトから精製された3本のロストボトルを手にした葛城忍(小久保丈二)は、ロストボトルで黒いパンドラパネルを完成させ、一瞬にしてあらゆる惑星に行き来できるワームホールを形成することが目的だったと戦兎(犬飼貴丈)らに告げる。つまりエボルトはあえてビルドらに倒されることでロストボトルを精製、その遺伝子をエボルドライバーの中に潜り込ませ復活の機会を狙っていた。

 しかし、エボルトと共闘するフリをしていた忍は、地球を守るためエボルトを裏切りエボルドライバーを特殊ケースに封印。これで元の姿には戻れないという。10年前の“スカイウォールの惨劇”以降、物理法則を超える現象…新世界を誕生させることでしか地球は救えないと考えたという忍。つまり忍は地球を守るために10年間もエボルトをだましてきたことになるが、戦兎らは忍の言葉をにわかに信じられず…。

 そのとき内海(越智友己)の身体に憑依したエボルトが現れた。エボルトは忍の裏切りを察知、自らが爆破する直前に密かに遺伝子の一部を放出させていた。怒りのエボルトから毒を注入された忍は、戦兎に抱きかかえられながら消滅してしまう。

 戦兎は、消滅する直前の忍から、エボルトも知らない白いパネルが存在し、ハザードトリガーを使え、という謎めいた言葉を聞かされる。同時に受け取ったデータカードの解析を試みるが、ロックが解除できず中身を見ることすらできない。白いパネルとは?ハザードトリガーをどう使えというのか?

 クローンスマッシュの大群が東都で破壊活動を開始した。戦兎らは現場に急行。エボルコブラフォームの前でビルドラビットラビットはジーニアスにビルドアップしようとするが、なぜかジーニアスになることができない。

 そのころ先の闘いで重傷を負い、nascitaで眠っていた一海(武田航平)にエボルトの遺伝子が憑依した。一海は美空(高田夏帆)らを一瞬で倒すと、CDロストボトルを奪い、ビルドらと闘うエボルに合流する。

 一海に憑依していた遺伝子の一部を受け取ったエボルはブラックホールにパワーアップ。さらにCDロストボトルで黒いパンドラパネルを完成させると、パネルを体内に埋め込みパワーアップ、大きく変貌する。

 これまでにないエボルトのパワーになす術もなく圧倒されるビルドたち。エボルトはブラックホールを形成しビルドの目の前で惑星を吸収、その力でさらにパワーアップしビルドラビットラビットを圧倒。ついには変身解除に追い込む。

 変身を解除した戦兎は、亡き父・忍とかつて交わした約束、地球が危なくなったら一緒に地球を守るという言葉を思い出す。父が創ったライダーシステムは正義のためのもの。そんな父の思いを胸に戦兎は、ハザードトリガーを挿入したままでジーニアスボトルを挿入。ビルドジーニアスに変身する。

 ビルドジーニアス、クローズマグマらの攻撃でエボルトの身体から黒いパネルを浮き出させると、ビルドジーニアスはパネルに必殺技をお見舞いする。と、次の瞬間、キャッスルとハンマーのロストボトルが浄化され黒から元の色へと変化する。そして、グリスがいち早くキャッスルロストボトルをゲット。エボルブラックホールは怒りをあらわにしつつ姿を消す。

 ハザードトリガーがロストボトルを浄化した。やはり暴走装置ではなかったと父の思いをかみしめる戦兎。そして、父が遺したデータカードの解析を続けた結果、ついにある答えに到達する。
 「謎が解けた…。これでエボルトを倒せる……」

公式サイトより引用

葛城忍の本心

あらすじ紹介は戦兎・万丈・カシラ・幻徳。4人でわちゃわちゃしてるの尊いっていうのと、このやり取りもあと数回しか見られないという複雑な心境。「第45話で反省して!」って言う戦兎がかわいい。

エボルトは人間の感情を手に入れたことでロストスマッシュになる条件を揃えていた。それを利用して、わざと倒されることでロストボトルを精製した。

ハ~~~~!エボルトが感情を手に入れた表現ってこれに必要だったのね!人間の感情を手に入れたことで嫉妬や憎しみに支配されて自滅するエンドなのかなと思ってた。つまり、動植物では精製できなくて、地球でいったら人間しかロストスマッシュになれないのはそういうことなのね。

忍パパは、10年間エボルトと共闘するふりをしながら裏切るチャンスを待っていたのだった。

「待ってくれ!話が全く見えねえ」

「戦兎を裏切ったふりして味方だったってことだ」

「マジか!

話についていけないと言う万丈に分かりやすく説明できるようになったカシラ・・・。順応している。

黒いパンドラパネルを完成させると、物理法則を超える現象『新世界』を誕生させることができる。これは惑星間を一瞬でワープできるようになるという。

また、エボルトが惑星を滅ぼす理由は、自分のエネルギーに変えるためだと判明した。当初はただの愉悦目的か?と思っていたけど、惑星を取り込むことでパワーアップの目的があったのね・・・これは新情報!

忍パパの話の途中で内海が登場・・・と思ったら、内海に憑依したエボルトだった。エボルトは「完全体が身体に馴染んで、遺伝子を自在に操られるようになった」と言っていたけど、それは遺伝子の一部を放出できるようになったって話のことかしら。

この内海のことを公式は「内海に憑依したエボルト」と呼んでいるので、つまり今までは相手がハザードレベル5に到達しないと憑依できなかった(だから万丈のハザードレベルを上げていた)けど、今は遺伝子自体を直接入り込ませて操れるようになったのか?

だって内海のハザードレベルはさすがに5は超えてないよねえ。5を超えたら人間やめてるのと同じなんでしょ。エボルトはハザードレベルに関わらず憑依できるようになったのだとしたら、今後の展開にも関係してくるかもね。劇場版も含めて。

カシラ、バトル中に戦兎を気にしてよそ見をしたところにエボルトの技を受けてしまうんだけど・・・冷や汗かいたよ!!!こんなあっさり消滅してたまるかと思ったけど、幻徳が変身解除してくれて、強制解除からの消滅は防げた・・・。まじこのシステムが綱渡りすぎる。幻徳が解除してくれなかったらと思うとゾッとする。

たぶんカシラと幻徳はネビュラガスを吸入したときから、強制解除の危機のときはその前に自力で変身解除するようにお互いを気にしてるんだと思う。自らの意思でネビュラガスを吸った2人は共犯なのだとしみじみ思った。

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黒いパンドラパネルの完成

なかなか目を覚まさないカシラ。戦兎が「徹夜続きでパソコンに向かってる」のセリフから、エボルトとのバトルから数日は経っていると思うんだけど・・・そのわりにはポイッと寝かされてるね!秘密基地で介抱してたら戦兎のじゃまになっちゃうからという考慮だろうか。

エボルトは東都の街を襲ってライダー3人をおびき出す。これはナシタにライダー不在の状況を作る罠だったんだなあ!

エボルトの遺伝子はこっそりカシラに憑依していて、ナシタに残っていた美空と紗羽さんを攻撃、ロストボトルを奪ってエボルトの元へ運ぶ。

カシラも内海と同じく遺伝子で操られているけど、これもハザードレベルは関係ないのか・・・?放送中は「カシラが前回のハザードレベル爆上げで5に達してしまったから憑依できるようになったのか!?」と思ったけど、内海に憑依できるんだから誰にでも憑依できるんだよな、たぶん。

まあこの展開とは関係なく、カシラのハザードレベルは5に達してると思うけどね。2回もネビュラガスを吸入してるからね・・・

4人同時に4方向からのライダーキック、めっっっちゃかっこよかった!!!あれ何で燃えてるのかと思ってたけど、エボルトの攻撃だったんだね。炎をくぐり抜けてのキック。

炎に包まれながらライダーキックをするビルド

かっこよすぎる!!

葛城親子、最期のやり取り

内海に憑依したエボルトの攻撃が当たり、消滅してしまう忍パパ。

「また、背、伸びたか?」

「伸びて・・・ないよ・・・」

最期にこんなやり取りを・・・!ウワーーー!!子の頭をクシャクシャにする父親!それまで一貫してクールすぎて本心が全く見えてこなかったために「新世界」の計画を話しても信じてもらえないような、それほどクールだった忍パパが!最期の最期に父親の優しい顔を!!そういうのずるい!!!!!!

ここの戦兎のセリフのニュアンスについて考えてて。絶望なのか懐古なのか悩んでたんだけど、話の後半に答えを示された気がした。

45話の最後、スカイウォールの惨劇直前の忍パパとのやり取りを思い出す戦兎。「また背、伸びたか?」「伸びてないよ」の後に「もうすっかり超えられたな」「まだまだだよ」というセリフが続いていた。

これ、忍パパは巧の身長がまた伸びたと思っていたけど、伸びたように思えるのは巧が心身ともに成長して頼もしくなったからということ・・・!?ただ単に身長の伸びの話ではなく、精神的な成長も含めての「子の成長の実感」を示唆していると気付いてもう涙腺崩壊じゃん?

最初の「伸びて・・・ないよ・・・」のシーンのときは「忍パパが巧の昔の成長期の幻影を見ていたと思い絶望しら」のか「親子のお決まりのやり取りだった」のか判断できなくてバッドなのかハッピーなのかモヤモヤしてたけど、たぶんここは後者だと思う。

最初の「伸びてないよ」は「伸びて・・・ないよ・・・(絶望)」ではなく「伸びて・・・ないよ・・・(いつものお決まりのやり取りだから口からついて出た)」だと解釈しました!!!!

父親を信じたい戦兎と、信じたくない巧。

巧は「ハザードトリガーのような暴走装置を作った父には騙されない」と言っていたけど、ハザードトリガーにはロストボトルを浄化する力があった。ただの暴走装置ではなかったと知り、回想の中だけどニコリと笑う巧・・・。現在の概念化した(?)巧は最後に後ろ姿だけ映ったけど、微笑んでいるといいなあ。

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劇場版とのリンク

45話にて、劇場版『仮面ライダービルド Be The One』にも登場する「3人の知事」が登場。更に劇場版はテレビシリーズ45話と46話の間のストーリーだということが判明!

放送では「45話の後の話」とだけ説明があったけど、東映公式によると45話と第46話の間のストーリーらしい。劇場版の時間軸は「ライダーウォーズ終結後」だったけど、確かに最終回後とは限らないか。

おいおい・・・そしたら「劇場版にカシラが出てるから最終回まで生きてるはず♡」と思っていたわたしを含めた猿渡一海オタクたちの気持ちはどうなるんだよ・・・次回予告といい、劇場版の時間軸といい、生存の保証はなくなってしまった・・・

最終回の最後の撮影シーンにはいたみたいだけどさ、最終回の出演なんか、回想でも幻想でもなんでもあるからね。キバのときの音也だって、最終回直前に○○○のに最終回は○○○○○○○してきたからね!?(ネタバレ考慮のため無駄に伏字)(キバはいいぞ)

それにしても45話と46話の間の話か・・・じゃあ次回の話は時間軸でいったら既に劇場版のあとなのね。ということは、3人の知事の問題は次回は終わってるってこと?テレビシリーズではほぼ関わりなし?

まとめ

カシラ、生き延びてくれ。

ABOUT ME
YURI
特撮とタイドラマが大好き。推しが今日も健康に過ごせますように。

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