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「勇気ある告白」か「無神経なカムアウト」か。おっさんずラブ5話感想

はるたんはケンタツ檸檬カップルの会見を見て「牧は俺にとって隠すべき恥ずかしい存在ではない」ということを証明したいがために、会社でのカムアウトをした。これで牧が大切な存在なのだと証明できる、牧も喜んでくれるだろう、と思いながら。しかし次回予告を見る限りでは、牧はあまり喜んではいないようだ。

「俺にとって牧は恥ずかしい存在ではないし、この関係は隠さなきゃいけないものではない」というはるたんの考え方は間違っていない。むしろ合っている。有り寄りの有り。BL的には100点満点。でもねはるたん、わたしはこう思うの。それは牧の同意がないと公言してはいけないのよ。

男と男が付き合っているということは「僕たちは同性愛者です」と公言することに他ならない。はるたんはその意識が薄い(もしかしたらまだ気持ちがノンケなのかもしれない)から考えが及ばなかったのではないか。というかこの発言は「俺は同性愛者です」と告白していることと同義であると気付いているのか、はるたん。たぶん気付いていない。とにかく牧に悲しい思いをさせたくない一心で言ってしまったように思える。見切り発車の特急列車である。

牧は相当昔から同性愛者であり、自身がそうであることは隠して生活してきたのだろう。実際、同じ職場の人間は武川さん以外は牧が同性愛者であることを知らなかったし、1話では合コンに参加している。ということは「恋愛対象は女」だと認識されていたことになる。きっと今までもこれからもなるべく自身の指向は隠していたかったのだろう。なのに突然彼氏が勝手に自分を巻き込んでアイアム同性愛者発言。そりゃ混乱するだろう。おまけにその場には元カレまでいる。気まずい。

この「無神経なカムアウト」は「同意なきカムアウト」とも言える。今までノンケとして暮らしてきたはるたんにとって「自分はこの性が恋愛対象です」という発言の重さが意識があまりにも低かった。なぜならはるたんは今まで指向においてマジョリティだったからだ。

はるたんは決して牧に嫌な思いをさせたかったわけではなく、喜ばせたかったのだ。恥ずかしいことなどない。そう証明したかった。なのに結果的に牧を傷つけてしまうというすれ違い。つらい。BL的には良展開だけどね。

はるたんのカムアウトのシーン、TLは「よくやった」の嵐だった。わたしもそう思った。うおおおおおと叫んだ。はるたんよくやったよ。フヒヒ・・・。でも牧の反応を見て、よくよく考えたら「やっちゃった・・・?」と気付いた。わたしが気付かなかったように、はるたんも気付かなかったのだ。この同意なきカムアウトに。

わたしのように場数を踏んだ百戦錬磨の腐女子でさえも判断できなかったのだから、ほぼノンケのはるたんが理解できないのも分かる。でも、だからといって相手を傷つけてしまった言い訳にはならないのだ。なぜならはるたんは牧の彼氏だから。わたしもはるたんも、ポンコツだ。

まあこのカムアウトについては、問題行動として次回多少は揉めるのかなあと思う。むしろ揉めてほしい。相手の意思を確認しないままカムアウトするのはだめなんだよってはるたんに教えるべきだし、視聴者にもメッセージとして伝えてほしい。

まあ色々と書きましたがわたしははるたんと牧がこのまま幸せになれれば何でもいいです。結婚式の際は「腐女子一同」でお花を出すのでぜひ教えてください。春ちずENDや破局・距離置きENDは絶対に許さない過激派です。そもそも腐女子は全員春牧春を望んでいますのでその辺のご考慮どうぞよろしくお願いいたします。(主語がでかいオタク)

最後にひとつ言いたいことがあります。
「何が何だか分からない」「(牧が武川さんの所に行くのは)なんか嫌」←全部この世界の入り口

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YURI
特撮とEテレが大好き。特撮で最も愛した番組は仮面ライダーカブト/ルパパト 推しはだいすけお兄さん/地獄兄弟/カシラ/高尾ノエル/神蔵蓮太郎 etc...詳しくは こちら

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