第12話「魔法の腕輪」
透真の意外なロマンチストな側面。でもそれは、現実的な透真が彩と接することで生まれた価値観だった。回想もあり辛くも優しい回。
あらすじ
爆弾をバラまくギャングラー怪人、ジェンコ・コパミーノが学生街に出現。ルパンレンジャーは、加速する腕輪型のコレクションを悪用して逃げ回るジェンコを捕えるが、コレクションの回収に失敗。コレクションは大会を控えた陸上部の中学生・勇気(小田陽翔)の手に渡ってしまう。透真(濱正悟)は勇気からコレクションをとり戻そうとするが、勇気は腕輪を隠し、怖くなって捨てたとウソをつく。勇気は、腕輪型のコレクションのことを、絵本「ヒナーノの谷のセイン」に出てきた魔法の腕輪だと信じていた。車椅子の中学生・晴香(河西結心)を励ますため、魔法の腕輪の力を借りてでも大会で1位になりたかったのだ。その絵本が好きだった婚約者・彩(柚木渚)のことを思い出した透真は、コレクションの奪還を一人で買って出る。
透真は、勇気にコレクションを奪うという予告状を出すことで隠し場所を探り出す。ルパンレンジャーがコレクションを奪還しようとしたところにジェンコが乱入。そこに駆けつけてきたパトレンジャーがジェンコを撃破する。
透真は勇気にコレクションを託し、自分は速いと信じることが大切だと教え、大会へと送り出す。コレクションを身に着けた勇気は1位になるが、魔法の力で勝ったことを恥じ、コレクションを透真に返却。しかし、実はコレクションは透真がすり替えた偽物で、勇気は実力で勝利していた。透真は、勇気に自分を信じる勇気を教えたのだった。
公式サイトより引用
感想考察
「クールな腹黒ジェントルマン」と公式で紹介されるほどの、時折非情な部分もある透真。でも今回はそんな透真にもロマンチストな部分があり、柄にもなく(?)、少年の夢を応援する、といった内容。
このロマンチストな部分であったり人間味のある優しい部分であったりは、婚約者だった彩との交流の中で育まれたものだったっていうのがもう・・・。
この彼女は、ただの「透真の婚約者だったが消滅させられた人物/透真がルパンレンジャーになった理由」なのではなく、透真の人生や価値観に影響を与え、それが透真の今後(未来)を変えるであったり人として成長させてくれる存在であるのが救いだし、透真の中で彩は今も生き続けているんだなあと感じられた。
だからこそ最後には戻ってきてほしい・・・。いや朝のヒーロー番組、救済があると信じてるよ?これが仮面ライダーだったら帰ってこない(帰ってくるまで俺は活動し続ける的な)(それなんて鏡先生)可能性があるけど、これは戦隊ですから・・・。勧善懲悪、努力は実を結ぶ!
個人的なしんどいポイントは、透真が勇気くんに「とっとと行け!」と発破をかけるところ。透真は今までも「自分がのんびりしていたせいで婚約者を失くした」ことを後悔して「たった5分が命取り」を信条にしている描写が何回かあって。あの出来事以来、動けるときにすぐに行動しないと後悔するかもしれないから、という気持ちが強くあるんだと思う。そんな透真が勇気くんに「悩んでいる暇があったらすぐに行動しろ」と背中を押すシーンは何とも辛い。勇気くんには後悔してほしくないんだよね。
透真コーチのマインド指導、さすがでした・・・!良い教育です・・・♡
今回は彩の新規カットがあったね!今後も回想という形でちょくちょく入ってくるのかな・・・。過去のエピソードにはなってしまうけど、透真にはこれからもどんどん思い出してほしいな、彩のこと。
この回想のときの透真の顔が終始優しくてウワアアアアってなった。婚約者の前ではそんな可愛い顔してたのね・・・。声も優しいよ。婚約者もいて、仕事もいい感じで、争いに身を投じてなんかいない頃の幸せな透真の顔・・・しんどい of しんどい。
今回はパトレンジャーは出番少なめだったけど「悪は絶対に許さん」な圭一郎が見られたからまあいいでしょう・・・。
有難う、勇気! pic.twitter.com/quaOu8ffuj
— 濱 正悟 (@unpre_) April 29, 2018
エエ顔面・・・!
13話「最高で最低な休日」予告
次回はついについに女の子の回!!!うれしいいいいい≡┏( ^o^)┓≡┗( ^o^)┛≡┏( ^o^)┓
いつかは仲良しデート回があるんじゃないかって期待してた!まあ今回は仲良しってわけでもないっぽいけど・・・とにかくつかさの私服が見られるのは嬉しい。
ていうかこれをきっかけに「同じ趣味の友達」みたいになって距離が縮まったらいいなあ♡・・・と思ったけど、女の子ズが仲良くなればなるほど、ルパレンーの正体が分かったときのショックが大きくなるから・・・それも心配になる・・・。