育児

実写化が決まった「透明なゆりかご」は全人類にオススメしたい

沖田×華(おきたばっか)さんの漫画「透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記」が7月に実写化されることになりました!

「透明なゆりかご」は読んでいてとてもしんどくなる話だけど、だからこそ皆に読んでほしい。そんな矛盾をはらんだ漫画。今からオススメする理由を書いていくので、気になったら読んでみてほしいです。

感想とオススメ理由(ネタバレなし)

読むのを挫折

わたしはこの漫画を全巻読んでいるけど、以前に読むのを1回諦めたことがある。わたしは妊娠中に「今後の出産・育児のための情報収集」としてさまざまなエッセイや漫画を読んでいた。その流れで「透明なゆりかご」も読んでみようと思って、試し読みができるサイトでとりあえず読んでみようと思った。

でも、試し読みの1巻の2話目の時点でもう挫折。妊娠中でこれから出産し新生児を育てていくわたしにとって刺激が強すぎた。2話を読み終えた時点でわたしはブラウザをそっと閉じ、書籍を買うことはなかった。「透明なゆりかご」を全巻読んだ今では、印象深い話がいくつか思いつくけれど、それでもこんなに強烈なトラウマがある話は他にはない。

出産後に読破したら命の有り難さが沁みた

実際に「透明なゆりかご」を読み切ったのは出産して半年ほどのとき。というかトラウマすぎて出産してからも読むつもりは特にはなかったけど、育児関連ワードの検索が多かったからかなぁ、スマホの広告にしょっちゅう出てくるんだよね。それで広告って宣伝上手だから、その数コマが気になるんだよね。どんな話なんだよって。

昔挫折した漫画。もう二度と読まないだろうと思っていた漫画。読んだら絶対に辛くなると分かっているけど、どうしても気になって、結局読み始めたのだった。そして結果的には一気読みしてしまった。面白い。次の話が気になる。でもしんどい。

さまざまな問題を取り扱う

「透明なゆりかご」では毎回さまざまな問題をテーマにしている。中絶、死産、離婚、未成年の妊娠。問題はいろいろあるが、わたしの中で響いたのは、産まれる子が難病であったり、母親が産後うつになったり、子や親が亡くなってしまったりという話だ。

たまたま自分がそうならなかっただけで、少しの違いでなっていたかもしれない、ならないように細心の注意を払っていた、そういう「身近に起きる可能性のある」テーマだから、余計に心に刺さる。他人事ではない。明日は我が身のような内容だ。

読んでいると、育児中、特に新生児期と乳児期に、常に命と隣り合わせで生きていた辛さを思い出した。

もしベビーベッドから落下したら・・・もしお風呂で溺れたら・・・もし自分が産後うつになったら・・・もし子が生まれつき難病を患っていたら・・・もしワクチン接種のタイミングが遅れていたら・・・もし寝ている間に窒息させてしまったら・・・。常に不安がつきまとっていた。

大きな問題なく妊娠・出産できたこと、ムスメが怪我や病気をしていないこと、ムスメが隣にいること、健やかに成長していること。子どもが「生きていて成長している」ことは当たり前ではなく奇跡だということ。日々の生活の中に埋もれてつい忘れてしまうが、そんな大切な命の奇跡を再確認させてくれる漫画だ。

かなり重い内容

読んでいて辛くなるほどヘビーな内容。ハッピーエンドでない話が多い。オチで全然解決してなくて胸糞悪い話もある。辛い生活を強いられる子どもの話もある。そういう意味ではコウノドリよりも生々しい。実際に起きている問題って、解決しないままのことも多いし納得いかない結末だったりもする。怖いくらいにリアル。

重すぎる内容でも耐えて読めるのは、独特な作風のおかげかも。特に赤ちゃんの顔なんか「落書きかよ」って思っちゃうんだけど、絵の脚色で感動を煽るのではなく、本当に話の内容勝負な漫画だと思う。漫画というより「挿絵のある小説」くらいの気持ち。

出産はゴールではない

透明なゆりかごは出産がテーマの漫画だけど、その後の育児の話でもある。子を無事に産むことができなかった夫婦の人生、子が産まれると同時に妻を失った夫の人生、産まれたけどうまく育てられない親とその子の人生。出産後も人生は続く。出産したら終わり、ではなく、出産の「その後」の難しさをしっかりと(過激なほどに)描写している。

7月20日より実写ドラマが放送

そんな「透明なゆりかご」がついに実写ドラマ化するそうで・・・!本編のどこをどのように放送するんだ・・・(緊張)

放送(予定)

2018年7月20日(金)~【連続10回】
NHK総合 毎週金曜 夜10:00~10:44

あらすじ

1997年・夏。17歳のアオイ(清原果耶)は、アルバイトの看護師見習いとして「由比産婦人科」へやって来た。いきなり中絶手術の現場を目の当たりにし、衝撃を受けるアオイ。しかし、何事も丁寧にあたる院長・由比(瀬戸康史)や、頼りになる先輩看護師・紗也子(水川あさみ)、おだやかな婦長・榊(原田美枝子)らスタッフは、妊婦ひとりひとりにしっかりと向き合い、支えていた。アオイの母・史香(酒井若菜)は不器用でコミュニケーション下手な娘を心配するが、アオイは独特の感受性と根の優しさで、妊婦さんたちの心に寄り添ってゆく。「命って、何だろう…」産まれて来る赤ちゃんの圧倒的生命力にうち震えながら、アオイは自問自答し、少しずつ成長してゆく――

NHKドラマより引用

個人的には、あの院長を瀬戸康史くんが演じるというのが!!結構若くして開業したのね・・・(見当違いな感想)キバ頑張ってくれ~~~

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まとめ

この漫画は誰かにオススメしたいけど、どの層ににオススメすればいいの分からない。とにかく読んでほしいけど、10代の男女が読んだら出産がこわくなるかもしれない。妊娠中の妻やその夫が読んだら気が滅入ってしまうかもしれない。育児にまだ関心が薄い人が読んだら過激すぎてますます関心がなくなるかもしれない。

でも読んでほしい。自分自身や産まれてきた子が今日も無事に生ききった事実はは当たり前ではないということを考えてみてほしい。そういった意味で、命をその身に宿す全人類にオススメします。

「命の有り難さ」を少々過激に、でも丁寧に再認識させてくれる漫画。

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YURI
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