仮面ライダービルド

【仮面ライダービルド】三羽ガラスはどうして消滅しなければならなかったのか【考察】

仮面ライダービルド第25話にて、赤羽が消滅してしまいました。これで、青羽、黄羽、赤羽の三羽ガラス全員が消滅となりました。

正直に言うと、話の展開やフラグ建築などの点で、三羽ガラスの消滅は悲しいけれども予想できることではありました。それでも、ショックです。

3人の消滅の理由(誰にやられた、どうして、仇は誰か)を整理したいと思います。場面を整理して理解することで、自分自身の気持ちも整理ができて供養できる気がするからです。

以前書いた三羽ガラスの記事はこちら⇒三羽ガラスは生き残るのか

青羽(相河修也)

青羽のみ、本名が漢字まで判明しています。最初は「なんかおじさんがいるぞ!」と思いました(失礼)。カシラに対してたまに反抗?したりもしますが、結局はカシラを慕っているんだなぁと感じました。第21話にて消滅します。

場面

北都へ進軍しようとする万丈を阻止するためにキャッスル、スタッグ、オウルのハザードスマッシュが攻撃を仕掛けます。万丈はクローズチャージに変身して戦いますが、次第に暴走。そんなクローズチャージを止めるためにハザードトリガーを使用する戦兎ですが、ビルドも自我を失ってしまい制御ができなくなります。しかし暴走状態のビルドのことを知らないスタッグハザードは攻撃を仕掛け、逆に必殺技を浴びて倒されてしまいます。そしてスタッグはカシラの腕の中で消滅してしまいます。

青羽が消滅した直接の原因はビルドの暴走なんだけど、その暴走はハザードトリガーのせいで、どうしてハザードトリガーを使ったのかというと、クローズチャージを止めるためで、そもそも戦兎にハザードトリガーを渡したのはスタークで、でも万丈も幻徳に「北都へ行け」と命令されなかったらそもそもハザードトリガーを使わなければいけない状況もなかったわけで・・・

カシラは、青羽を倒してしまい後悔している戦兎に向かって「弱いから負けた。お前のせいじゃない」と言いました。でも大切な仲間を奪われたことに変わりはないから「代表戦でお前を倒す(仇を討つ)」とも言っていました。

だからハザードトリガーを使った背景はどうであれ、やっぱり戦兎のせいだと思っているのでは。ただその代表戦の結果はグリスはビルドに「完敗」だったし、その後の戦兎の言動(黄羽が人質に取られたときに本気で協力したいという意思表示をしたこと、カシラと赤羽がスカイロードまで逃げてきたときに「黄羽の仇は俺たちが討つ」と言ったこと)によって考え方が変わったのかも。

故郷を西都に奪われたことに対して、共闘してほしいと戦兎に申し出ていたし。共に戦う仲間という風に変わって、青羽のことをなかったことにはできないけれど、残された者を救うために手を組む相手になったみたいな。

最期のやり取り

「おい・・・おい!しっかりしろよ!」

「心配だな・・・カシラは・・・俺がいないとなんにもできないから・・・」

「何があっても・・・一緒ですよ・・・・・・」

カシラからどう思われていたか

「他人のために涙を流せる仲間思いのいい男だった。」

猿渡ファームでの出来事なのでしょうか。青羽は口が悪いけれども、実は優しい心の持ち主だったのだということがうかがえます。

関連SNS投稿

青羽役の芹澤興人さんはTwitterなどやっていないのかな?本人の投稿はありませんでしたが、栄信さんが3ショットを載せてくれていました。

それにしてもなんなのこの写真・・・良すぎじゃない??????三羽ガラスの身長差とか萌える。赤羽(栄信さん)って身長189cmあるんだって・・・さらにこの髪型でしょ?やば・・・尊い・・・ウッ・・・(嗚咽)

黄羽のダブルピース可愛すぎ・・・ヒロインかよ・・・・・・

あと個人的にこの写真でグッとくるのは、赤羽が黄羽と青羽と肩を組んでいることです・・・。本編では肩組みを2人に拒否されていた赤羽。でもこの写真ではしっかりと組んでいます。ウワーーーッ(嗚咽)

黄羽(ミハラ聖吉)

黄羽はとにかく可愛い・・・。無邪気な性格で、仲間のバトルを「がんばれー!」みたいに応援するシーンなどもありました(本人は先に離脱して変身解除してました)。

メンバーと揉めがちな青羽をたしなめたり、赤羽のフォローにまわったりと、北都4人衆をうまくまとめる役でもありました。

場面

西都軍に捕らえられた猿渡ファームの仲間を助けに行き、逆に人質になってしまった黄羽。カシラと赤羽は、黄羽を救出するためにグリスとキャッスルハザードに変身し戦いますが次第に押されてしまいます。ヘリコプターフルボトルを使い黄羽とキャッスルハザードを連れ逃げるグリスですが、撃墜されてしまい落下。変身を解除したカシラにリモコンブロスが必殺技を繰り出します。しかし傷だらけの黄羽がオウルハザードに変身し、カシラを庇って攻撃を受け、変身を解除してしまいます。黄羽はカシラに抱きかかえられ、腕の中で消滅します。

これは完全に西都(特にリモコンブロス)でしょう。北都を制圧したのも西都だし、今カシラが戦う理由も西都にあります(故郷を取り戻す)。

25話でも「(リモコンブロスに)とどめをさすのは、この俺だ」という場面があったとおり、カシラは黄羽の仇討ちを強く意識しています。

今後は東都対西都のバトルになるだろうから、カシラはいつか黄羽の仇を討とうと思っているはず。というか鷲尾兄弟を倒すのはグリスだと思っています。相討ちにだけはならないでほしい・・・

最期のやり取り

「バカ野郎・・・!何してんだ、お前!」

「こうでもしないと逃げてくれないでしょ・・・」

「聖吉・・・」

「あ・・・やっぱり記憶失ってないじゃん・・・ウソ下手だなぁ・・・」

「うるせぇ・・・」

「青ちゃんと向こうで見守ってますから・・・」

カシラからどう思われていたか

特にカシラの言及はあったっけ・・・。黄羽は無邪気で可愛い担当でした。←

無邪気でぽわっとしているけど、意外とカシラに鋭い一言を言うんだなぁ(ウソ下手だなぁのくだりとか)、やっぱりカシラと三羽ガラスは上下関係があるようで無い、お互いを認め合っているんだなぁと思わせてくれる子でした。

赤羽はカシラにたまに敬語を挟むけど、黄羽は完全に友達口調だったもんなぁ。

関連SNS投稿

黄羽役の吉村卓也さんが投稿してくれました。

初登場の頃は4人で楽しそうだったもんね。きっと猿渡ファームで働いていたときも同じように過ごしていたんだろうなぁ。パン好きだよね。バーバー桐生で食べてたもんなぁ・・・

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赤羽(オオヤマ勝)

赤羽はムードメーカーであったと思います。カシラがのちに言ったとおり、ちょっと単細胞というか、言葉を選ばす言うならば「おバカキャラ」でした。でもそんな赤羽の存在が北都4人衆の雰囲気を良くしていたのだと思います。

場面

本物のパンドラボックスの保管場所の番をしていた赤羽の元に、なぜかローグが現れます。本当の保管場所は知られていないはずなのに・・・。パンドラボックスを守るためにキャッスルハザードスマッシュに変身し戦う赤羽。しかしローグの前では力及ばず、カシラが現場に到着した直後に必殺技を浴び、変身を解除してしまいます。赤羽に駆け寄るカシラですが、間に合わずそのまま消滅するのでした。

がっつりローグ・・・!ローグ絶許。

ただ、ローグがあの場所に行きついたということは、東都に増沢以外のスパイがいるということで、そのスパイのせいでもある。直接の仇はローグだけど、東都に潜む裏切り者のことも許せないはず。

最期のやり取り

「勝!!!」

「カシラ・・・ありがとう・・・ございました・・・・・・」

カシラからどう思われていたか

「いつもそうだったなぁ。頭悪いくせによ、誰よりも仲間を優先して、結局自分が損をする・・・けどな、勝、そういうお前を誰よりも誇りに思っていた・・・」

ハザードトリガーの特殊強化のことも含まれているんだろうなぁ。カシラの役に立つために、故郷を守るために、自分の身体を高リスクに曝す。損をしてまでも仲間を守る。そんな勝を誇りに思っていたんだなぁ。

関連SNS投稿

赤羽役の栄信さんが投稿してくれています。

三羽ガラスはやっぱりカシラの幸せを望んでいるんだなぁと思わせてくれる内容です・・・。この写真はカシラが撮ってくれたんだそう。めっちゃ良い表情じゃん・・・

まとめ

わたしはカシラが好きで、三羽ガラスも好きでした。彼らは北都の軍として東都に進軍するなどの侵略行為をしてきましたが、そこに至る背景、猿渡ファームでの出来事、お互いの信頼関係などを目にするうちに、敵ではあるものの魅力あるキャラクターだと感じました。

主人公(東都)側で裏切りが頻発し誰も信じられなくなりそうな一方、カシラと三羽ガラスの信頼関係が対照的でした。カシラは仲間のために自ら人体実験に志願し、その仲間の三羽ガラスもカシラのために怪人になり、高リスクの強化まで受けました。

揺らぐことのない絶対の信頼と、お互いを思いやる姿が、とても印象的で眩しかった。

仮面ライダーは(特にビルドは)内容が重い傾向にあり仲間が亡くなることも珍しくはありませんが、どうして三羽ガラスは3人とも消滅してしまったのかなぁ、と考えてしまいます。もちろん脚本にケチをつけるつもりは一切ありません。ただただ悲しいなぁと思うだけです。

わたしはこの記事を書くにあたって、北都4人が初登場するところから観直していました。どうしても三羽ガラスの行きつく先(消滅)に意識がいきがちですが、特に登場した最初の方なんてギャグ感が強くて、三羽ガラスのわちゃわちゃしたやり取りとか、カシラに小突かれる赤羽とか、肩を組むのを拒否される赤羽とか、パンに喜ぶ黄羽とか・・・観ていて辛くなるほどに楽しそうでした。侵略行為が、ではなく、4人衆は4人でいることが嬉しいんだろうなぁ、と思いました。

科学博物館でのシケた面からの、カシラの一言で「カシラ!カシラ!」コールとか、本当にお互い好きじゃん・・・と思った・・・・・・

カシラは「記憶を消してる」と言っていたけど、尊敬するカシラを取り巻きカシラの役に立つことが三羽ガラスの幸せなんだと思います。尊敬して一番近くにいるからこそ、言っていることと本心が異なることも容易に気付けるのでしょう。なんだかんだで三羽ガラスの強化は拒否だったし(しかもそれは三羽ガラスにバレてる)。

「民間人は傷つけない」というカシラの宣言であったり、そもそものグリスに変身することとなった経緯など、カシラの人間性に魅かれる部分は多々あります。そこが三羽ガラスがカシラを慕う理由があるんだなぁ。

あとグリス初登場のときのカシラの変身ポーズがハチャメチャにかっこよくて大興奮した・・・最近単体での変身シーンが少なかったのとカシラの人間性に惚れていたのとで薄れがちだったけど、やっぱりグリスかっこいいよ・・・ネビュラガスの影響をモロに受けた好戦的な部分がむき出しのバトルがたまらん。

カシラはぶっきらぼうで三羽ガラスのことなんか考慮しない(風な)スタンスだけど、本当は大切な仲間だとずっと思っていて、隠そうとしても言動の端々にそれがにじみ出ていて。カシラのそういうところが、三羽ガラスもわたしも好きなんだと思う。

なんで~~。なんでカシラを独りにしちゃうの・・・。一番近くにいた「守りたいもの」がなくなってしまって、カシラまでいなくなってしまいそうで怖い。いつかの万丈のように、いきすぎた自己犠牲に陥りそうで。

スクラッシュドライバーの身体への負担のことを忘れていたけど、戦いすぎたらカシラは大丈夫なのかな・・・それがのちのち響いてこないか心配。

考察というよりも、わたしの北都4人衆への愛を綴る記事になってしまったけれども、わたしがこの記事を書くことで、このインターネットの海に三羽ガラスの情報が投入され、時が過ぎてもいつか誰かが三羽ガラスのことを思い出して検索したときに「三羽ガラスってこういう奴らだったよね」と想いを馳せる手伝いができたらいいなと思います。

この素晴らしいお芝居も、仲間を思いやるセリフも、SNSでの写真・コメントも、膨大なデータの中に埋もれてほしくなかったので、この記事にまとめ、思い出したときにいつでも見られるようにしました。登場した回としては実は全話のうちのほんの数話だったかもしれないけど、とても感情を揺さぶられました。三羽ガラス、ありがとう。

ABOUT ME
YURI
特撮とタイドラマが大好き。推しが今日も健康に過ごせますように。

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